世界史の流れ&まとめ ─ 覚え方や理解の仕方を分かりやすく解説します

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・世界史の流れを知りたい
・理解するコツは?
・どんなふうに流れを把握したらいいの?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

ポイント
・近代以前にかんしては[中東 → ヨーロッパ → インド → 中国 → 遊牧民]の順番で、各エリアのキーワード&重要人物をおさえる
・近代以降については[近代 → 近現代 → 現代]の流れで、世界が一体化する動きをふまえながら、各時代のキーワードやエピソードを把握する

世界史の流れは、近代以前/近代以後に分けて把握するコツです。

近代以前については、

中東

ヨーロッパ

インド

中国

遊牧民

近世ヨーロッパ

の順に沿って、各エリアのキーワード&重要人物をおさえると良いです。

近代以後にかんしては、

近代

近現代

現代

の順に沿って、各時代のエピソードやキーワードをおさえるのがポイントです。

以下、目次に沿って、各項目をそれぞれみていきます。

世界史① ─ 中東

近代以前の中東エリアは、つぎの流れをとらえると、すっきり理解できます。

  • 古代オリエント
  • ペルシャ帝国
  • イスラーム世界
  • 西アジア三大帝国

古代オリエント → ペルシャ王朝 → イスラーム王朝を流れをたどります。

そのうえで、西アジアの三大帝国である、

・ティムール朝
・サファヴィー朝
・オスマン朝

の覇権争いをおさめるのが、ポイントです。

近代以降は、オスマン帝国とヨーロッパ各国がしのぎをけずり、第二次世界大戦まで中東エリアは欧州列強の植民地政策にほんろうされることになります。

各項目は、以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。

世界史② ─ ヨーロッパ

近代以前のヨーロッパは、つぎの流れをとらえると、すっきり理解できます。

  • 古代ギリシア
  • 古代ローマ
  • 中世ヨーロッパ

古代ギリシアで始まったヨーロッパ文明は、古代ローマへと移ります。

ローマ帝国崩壊後は、中世の世界へ移行していきます。

各項目は、以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。

世界史③ ─ インド

近代以前のインドは、つぎの流れをとらえると、すっきり理解できます。

  • インダス文明
  • アーリア人の進出
  • 新宗教の成立
  • マウリヤ朝
  • クシャーナ朝
  • グプタ朝&ヴァルダナ朝
  • 南インドの諸王朝
  • デリー=スルタン朝
  • ムガル帝国

インダスから始まるインド文明は、アーリヤ人の侵入を経て、さまざまな都市国家が誕生します。

マウリヤ朝によって初めてインドが統一されたあとは、分裂と統一をくりかえして、さまざまな王朝が栄えては滅んでいきます。

その後、イスラーム勢力が侵入し、インドはデリー=スルタン朝時代をむかえます。

ここから[ヒンドゥー教徒 vs イスラーム教徒]の対立が深まり、近代直前までは、イスラームを信奉するムガル帝国が、インドの統一を果たすことになります。

近代以前のインド史は、こちらの記事にまとめています。

世界史④ ─ 中国

近代以前の中国は、つぎの流れをとらえると、すっきり理解できます。

  • 古代中国
  • 秦漢
  • 魏晋南北朝
  • 隋唐
  • 五代十国と宋
  • 元朝
  • 明朝
  • 清朝

中国史は、それぞれの王朝を順々に覚えるのが、理解するうえで、いちばんの近道になります。

各王朝については、以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。

世界史⑤ ─ 遊牧民

世界史の教科書では、遊牧民は体系的に記されていませんが、ひとつの流れとしておさえておくと、世界全体の動きを把握できます。

流れは、つぎのとおりです。

  • 匈奴
  • 柔然&鮮卑
  • 突厥
  • ウイグル
  • 契丹
  • モンゴル帝国

とくに、中国とのつながりについて、遊牧民の動きが、大きく影響するので、しっかり体系立てておさえるのがベターです。

遊牧民の歴史は、こらちの記事でまとめています。

世界史⑥ ─ 近世ヨーロッパ

近代以前の各エリアをおさえたら、近世ヨーロッパの動きをとらえます。

というのも、この時代に近代世界のベースがつくられていき、ヨーロッパが世界の覇権をにぎることになるからです。

すこし長いですが、近世ヨーロッパは、つぎの流れをおさえると、すっきり理解できます。

  • 大航海時代
  • スペインの植民地経営
  • 商業革命と価格革命
  • イタリア=ルネサンス
  • 西欧諸国のルネサンス
  • 近代科学と技術
  • ルターの宗教改革
  • カルヴァンの宗教改革
  • イギリス国教会の成立
  • 対抗宗教改革
  • 主権国家体制の成立
  • 絶対王政の成立
  • スペイン絶対王政
  • オランダの独立
  • フランス絶対王政
  • イギリス絶対王政
  • ピューリタン革命と共和政
  • 名誉革命と議会政治
  • 三十年戦争
  • プロイセンの絶対王政
  • オーストリアの絶対王政
  • ロシアの絶対王政
  • ポーランド分割
  • 世界の一体化
  • 英仏植民地戦争
  • 近世ヨーロッパの文化と学問

近世ヨーロッパの歴史は、こらちの記事でまとめています。

世界史⑦ ─ 近代

ここから近代以降に入ります。

近代とは、

産業革命〜フランス革命〜アジア諸国の近代化

までをさします。

こちらの長いですが、以下の項目をとらえると、すっきり理解できます。

  • 産業革命
  • アメリカ独立革命
  • フランス革命
  • ナポレオン戦争
  • ウィーン体制
  • ラテンアメリカ&ギリシャの独立
  • 七月革命と1848年革命
  • イギリスの自由主義改革
  • 社会主義思想の成立
  • 東方問題とロシア改革
  • イタリアの統一(リソルジメント)
  • ドイツの統一
  • ビスマルク政治
  • フランス第二帝政と共和政
  • ヴィクトリア時代とパクス=ブリタニカ
  • アメリカの発展と拡大
  • アメリカ南北戦争と再建時代
  • 近代世界の文化&技術
  • イスラームの改革運動
  • エジプトの近代化
  • オスマン帝国の改革
  • 近代イランとアフガニスタン
  • イギリスのインド支配
  • 東南アジアの植民地化
  • 清朝の近代化
  • 日本の近代化
  • 朝鮮の近代化

近代の歴史は、こらちの記事でまとめています。

世界史⑧ ─ 近現代

近現代とは、

帝国主義時代〜第二次世界大戦

までをさします。

以下の項目をとらえると、すっきり理解できます。

  • 帝国主義
  • 帝国主義時代のイギリス
  • 帝国主義時代のフランス
  • 帝国主義時代のドイツ
  • 帝国主義時代のロシア
  • 帝国主義時代のアメリカ
  • アフリカの植民地支配
  • 太平洋分割&植民地化
  • 帝国主義時代のラテンアメリカ
  • 変法運動と義和団事件
  • 日露戦争
  • 韓国併合
  • 孫文と辛亥革命
  • インドの民族運動
  • 東南アジア諸国の抵抗運動
  • 中東(西アジア)の民族運動
  • 三国同盟と三国協商
  • バルカン危機
  • 第一次世界大戦
  • ロシア革命とソ連
  • ヴェルサイユ体制
  • ワシントン体制と国際協調
  • 第一次大戦後のヨーロッパ
  • イタリアのファシズム
  • スターリン体制
  • アメリカの繁栄時代
  • 文学革命と五
  • 四運動
  • 中国の国民革命
  • ガンディーと民族運動
  • 東南アジアの民族運動
  • トルコ共和国の成立
  • イランとアラブの民族運動
  • 世界恐慌
  • ニューディール政策
  • 世界恐慌後のイギリスとフランス
  • ナチスの台頭
  • スペイン内戦
  • 満州事変
  • 日中戦争
  • 第二次世界大戦

近現代の歴史は、こらちの記事でまとめています。

世界史⑨ ─ 現代

現代とは、

第二次世界大戦〜現在

までをさします。

以下の項目をとらえると、すっきり理解できます。

  • 国際連合の成立
  • ブレトン=ウッズ体制
  • 戦後処理
  • 冷戦の始まり
  • 朝鮮戦争
  • 中華人民共和国
  • 第三勢力の台頭
  • ベトナム
  • 東アジア諸国の独立
  • ASEAN の歴史
  • インドとパキスタン
  • パレスチナ問題
  • 戦後のイランとイラク
  • アフリカ諸国の独立
  • 戦後のアメリカ合衆国
  • 戦後のラテンアメリカ諸国
  • 戦後のヨーロッパ
  • 欧州連合の歴史
  • 戦後のソ連
  • 戦後の東ヨーロッパ
  • 20世紀の文化と科学技術

現代の歴史は、こらちの記事でまとめています。

おわりに

世界史の流れをみていきました。

まとめると、こんなかんじです。

ポイント
・近代以前にかんしては[中東 → ヨーロッパ → インド → 中国 → 遊牧民]の順番で、各エリアのキーワード&重要人物をおさえる
・近代以降については[近代 → 近現代 → 現代]の流れで、世界が一体化する動きをふまえながら、各時代のキーワードやエピソードを把握する

この記事が、世界史の流れを知りたい人の参考になれば、うれしいです。

では、また。