古代オリエントの流れ ─ 地図・年表・宗教・メソポタミア・エジプト・東地中海民族・アッシリア・まとめ【世界史】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・古代オリエントの流れを知りたい
・大事なキーワード&人物は?
・各時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

古代オリエントの歴史は、つぎの流れをおさえると、すっきり理解できます。

メソポタミア文明

エジプト文明

東地中海の諸民族とイスラエル

アッシリア帝国と4王国分立

以下、各時代のキーワード・重要人物・ポイントをあげて、解説していきます。

なお、この記事では、つぎの本を参考にしました。

古代オリエントの流れ① ─ メソポタミア文明

ジッグラト

メソポタミア文明のキーワード・重要人物・ポイントは、つぎのとおり。

キーワード
・ウル・ウルク
・楔形文字
・太陽暦
・60進法
・ジッグラト(神殿)
・『ギルガメッシュ叙事詩』
・目には目を、歯に歯を
重要人物
・サルゴン1世
・ハンブラビ王
・ナラム=シン王
ポイント
・メソポタミア文明は、シュメール人による都市国家から始まり、アッカド人による統一王朝へと移り変わっていった
・アムル人によるハンブラビ法典は身分法と復讐法を、その特徴としている

メソポタミア文明は、シュメール人が数々の文化を生み出したあと、アッカド人がメソポタミアの統一を果たしました。

その後、同じセム語系のアムル人がバビロン第一王朝をきずきます。

ハンブラビ王のときには、有名な『ハンブラビ法典』が制定されます。

これら一連の流れをおさえると、とらえやすいです。

出典:『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』

詳しく内容は、こちらに記しました。ご参考にどうぞ。

古代オリエントの流れ② ─ エジプト文明

キザの三大ピラミッド

エジプト文明のキーワード・重要人物・ポイントは、つぎのとおり。

キーワード
・「エジプトはナイルのたまもの」
・神聖文字
・ファラオ
・太陽神ラー
・死者の書
・ギザの三大ピラミッド
・ヒクソス
・アトン(イクナートン)
・アマルナ(都市)
・海の民
重要人物
・クフ王
・トトメス3世
・アメンポテム4世
・ツタンカーメン王
ポイント
・エジプト文明は[古王国 → 中王国 → 新王国]と権力の中枢が移っていった
・新王国のアメンホテプ4世はアマルナに遷都し、一神教革命をおこなった

エジプト文明は、誕生当初から民用文字や太陽暦なと、さまざま文化を生み出しました。

つづいてエジプト一帯が統一されたのち、[古王国 → 中王国 → 新王国]と権力の中枢が移り変わっていきます。

各王国の特徴をおさえるのが、エジプト文明を理解するコツです。

出典:『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』

詳しい内容は、こちらです。

古代オリエントの流れ③ ─ 東地中海の諸民族とイスラエル

ヘブライ人

東地中海民族のキーワード・重要人物・ポイントは、つぎのとおり。

キーワード
・海の民
・アラム語/アラム文字
・シドン/ティルス
・フェニキア文字
・出エジプト
・イェルサレム
・イスラエル王国/ユダ王国
・バビロン捕囚
・ヤハウェ信仰
・メシア(救世主)
重要人物
・モーセ
・ネプカドネザル
・キュロス2世
ポイント
・アラム人は内陸貿易で、フェニキア人は海洋交易で繁栄をきずいた
・アラム文字とフェニキア文字は、世界各地における文字の母体となった

エジプト文明をはじめ、オリエント諸国は出自不明の「海の民」による侵攻をうけて、どの国も衰退を余儀なくされます。

「海の民」が引き上げたあと、代わって台頭したのが、アラム人&フェニキア人&ヘブライ人などの少数民族でした。

そのさいヘブライ人は、のちのキリスト教やイスラーム教にも影響をあたえるユダヤ教を成立させます。

各民族が残した文化や宗教をおさえるのが、この時代を理解するさいのポイントになります。

出典:『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』

詳しくは、こちらをどうぞ。

古代オリエントの流れ④ ─ アッシリア帝国と4王国分立

アッシュールバニパル

アッシリア帝国と4王国分立のキーワード・重要人物・ポイントは、つぎのとおりです。

キーワード
・ニネヴェの大図書館
・駅伝制
・バベルの塔
・空中庭園
重要人物
・アッシュール・バニパル
・ネプカドネザル
ポイント
・アッシリア帝国はオリエント一帯を統一したものの、強制移住などの圧政から諸民族の反乱をまねき、その結果、4王国に分裂した

フェニキア人をはじめ、さまざまなセム語系民族が台頭したあと、全オリエントを統一する国家があらわれます。

それがアッシリア王国です。

かれらは駅伝制など独自の統治技法で、広大な領地をおさめました。

100年も経たず滅亡をむかえますが、その後のオリエント世界に大きな影響をあたえました。

この時代は、アッシリア帝国の文化や制度を把握したうえで、崩壊したあとに4王国に分裂したようすをとらえるのが、理解するポイントになります。

詳しい内容は、こちらです。

おわりに

古代オリエントをみてきました。

つぎの流れをたどると、古代オリエント史はすっきり把握できます。

メソポタミア文明

エジプト文明

東地中海の諸民族とイスラエル

アッシリア帝国と4王国分立

この記事が、古代オリエントを理解したい人のヒントになれば、うれしいです。

では、また。