欧州連合(EU)の歴史 ─ 背景・加盟国・ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体・ローマ条約【わかりやすく解説】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・欧州連合(EU)の歴史について知りたい
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体
・ヨーロッパ経済共同体
・ヨーロッパ共同体
・マーストリヒト条約
・ユーロ
ポイント
・ヨーロッパ経済協力機構をきっかけに形成された欧州連合は[ECSC → EEC → EC]を経て、いまに至っている

この記事では、つぎの本を参考にしました。

欧州連合の歴史① ─ ECSC

欧州石炭鉄鋼共同体の本部(ルクセンブルク国立貯蓄銀行本館)

EU の大もとは、ヨーロッパ経済協力機構にまでさかのぼります。戦後直後で、疲弊していたヨーロッパ諸国は、アメリカからの経済復興案であるマーシャルプランを受け入れます。

そのさい西ヨーロッパの16カ国が結成ししてできたのがヨーロッパ経済協力機構でした。

この機関をベースに、フランスの外相シューマンがヨーロッパ諸国の経済協力を提唱します(シューマン=プラン)。そののちに成立したのがヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)で、これには、

・フランス
・イタリア
・西ドイツ
・ベネルクス3国

が加盟しました。

当初の事業内容は小規模なもので、石炭&鉄鋼産業にかぎり共同運営する、というものでした。

欧州連合(EU)の歴史② ─ ローマ条約

ローマ条約調印式が行われたカピトリーノ美術館

つづいてローマ条約がむすばれると、経済協力の規模が一気に拡大していきます。

ECSC をもとに、

・ヨーロッパ経済共同体(EEC)
・ヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)

が結成されます。

加盟国は ECSC と同じですが、その事業内容は、

・関税相互の引き下げ
・商業&農業における共同政策
・資本と労働力の国境自由化

と多岐にわたりました。

またローマ条約は、フランスとドイツを中心にむすばれたので、アメリカ経済とのつながりからイギリスは参加しませんでした。かわりにヨーロッパ自由貿易連合を結成して、ほかの国々に参加をもとめます。

その後、ヨーロッパ諸国の経済協力はよりいっそう強まっていきます。

さきにあげたが、

・ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)
・ヨーロッパ経済共同体(EEC)
・ヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)

が合併して、ヨーロッパ共同体が成立します。たんに合わさったではなく、政治面での統合も視野に結成されました。

それをうけて EC は拡大し、それまでの4カ国にくわえて、

・イギリス
・アイルランド
・デンマーク
・ギリシャ
・スペイン
・ポルトガル

が加盟を表明します。

これにより西ヨーロッパ諸国の大半が、EC に参加することになりました。

欧州連合(EU)の歴史③ ─ マーストリヒト条約

マーストリヒト条約の調印

そしてついに、マーストリヒト条約でもってヨーロッパ連合が成立します。

その内容は、

・経済
・通貨
・政治機関

の統合でした。

これによりいまの EU の母体ができあがり、西ヨーロッパだけではなく北欧諸国も加盟を表明します。

成立から2年後には、

・オーストリア
・スウェーデン
・フィンランド

が EU に加入します。

また正式に通貨の統合がおこわれ、いまのユーロが導入されます。

その後も参加国が増えて、西欧や北欧だけでなく、東ヨーロッパの国々もぞくぞくと参加を表明します。

まとめると、つぎのとおりです。

・バルト三国
・ポーランド
・チェコ
・スロバキア
・ハンガリー
・スロベニア
・キプロス
・マルタ
・ブルガリア
・ルーマニア
・クロアチア

おわりに

欧州連合(EU)の歴史をみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体
・ヨーロッパ経済共同体
・ヨーロッパ共同体
・マーストリヒト条約
・ユーロ
ポイント
・ヨーロッパ経済協力機構をきっかけに形成された欧州連合は[ECSC → EEC → EC]を経て、いまに至っている

この記事が、欧州連合を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。