どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワードは?
・重要な人物は、だれ?
きょうは、この問いに答えていきます。
先に結論をいえば、つぎのとおり。
りきぞう
・大事なキーワードは、「リグ=ヴェーダ」「マウリヤ朝/グプタ朝」「デリー=スルタン朝」など
・重要な人物は、「チャンドラグプタ1世」「バーブル」「アクバル」「アウラングゼーブ」など
ポイントは、つぎのとおり。
- ① 古代インド
- ② 古代インドの統一
- ③ イスラム進出後
- ④ ムガル帝国
- ⑤ 近代世界
….
この記事では、つぎの本を参考にしました。
以下、目次にそって、みていきます。
インドの歴史① ─ 古代インド

まずは、古代インドから。
ポイントは、つぎのとおり。
- インダス文明の形成
- アーリア人の侵入
- 都市国家の分立
BC.2500年ごろから、インダス川流域に都市文明が築かれた、といわれます。
中流には、
・モエンジョ=ダーロ遺跡
が残っています。
城塞・住宅・街路・下水道なども整備されていました。
また、遺跡から出土品のなかには、絵のカタチをとった「文字」も確認されています。
「インダス文字」といいます。
…
BC.1500年〜、インダス文明が衰退したあと、北西地域から侵入してきたのが、アーリア人です。
インダス川のほか、ガンジス川流域にもひろがり、住居をかまえていきました。
…
アーリア人は、自然を崇拝し、多神教をとっていました。
そこから生まれた聖典が「ヴェーダ」です。
もっとも古い経典を『リグ=ヴェーダ』といいます。
また、世界史用語では、『リグ=ヴェーダ』前後で、年代が区分されます。
・BC.1000年〜BC.500年ごろ → 後期ヴェーダ時代
となります。
…
BC.700年代〜500年代には、ガンジス川のまわりに、いくつかの都市国家が形成されます。
・マガタ国
が、代表的な王朝です。
…
「古代インド」については、こちらの記事で、くわしく説明しています。
インドの歴史② ─ 古代インドの統一

都市が分立していたインド地域に、統一王朝があらわれます。
ポイントは、つぎのとおり。
- マウリヤ朝
- クシャーナ朝&サーターヴァナ朝
- グプタ朝
- ヴァルダナ朝
各王朝が移り変わり、繁栄&衰退をくりかえします。
古代インドの統一については、王朝の流れをたどると、すっきり理解できます。
…
「古代インドの統一」については、こちらの記事で、くわしく説明しています。
インドの歴史③ ─ イスラム進出後

統一王朝が衰退したあと、インド地域に、イスラム勢力が進出してきます。
ポイントは、つぎのとおり。
- ラージープート時代
- カズナ朝&ゴール朝の進出
- 奴隷王朝による支配
- デリー=スルタン王朝による統治
統一王朝「グプタ朝」が衰退したあと、北部インドは、「ヴァルダナ朝」が統治します。
しかし一時的でした。
創始者「ハルシャ・ヴァルダナ」が亡くなると、王朝は、一気に分裂します。
その後、北インドには、いくつもの小国が、自立・分立するようになります。
たいていの君主が、ラージープート族出身でした。
そのためこの時代を「ラージープート時代」とよびます。
8世紀以降、北西インドから、イスラム勢力が進出してきます。
はじめは、略奪・強奪が目的でした。
しかし、10世紀以降には、居住し、拠点をかまえるようになります。
・ゴール朝
・奴隷王朝
などの王朝が、発展していきます。
奴隷王朝が滅亡したあと、つづげて統治した王朝も、そのまま首都をデリーにおきます。
以下、4つの王朝が、つづけておさめていきました。
・トゥグルク朝
・サイイド朝
・ロディー朝
総称して「デリー=スルタン朝」とよびます。
統治期間は、約300年つづきました。
…
「イスラム進出後のインド」については、こちらの記事で、くわしく説明しています。
インドの歴史④ ─ ムガル帝国

ポイントは、つぎのとおり。
- 初代皇帝「バーブル」による建国
- 3代皇帝「アクバル」による確立
- 5代皇帝「シャー=ジャハーン」での安定
- 6代皇帝「アウラングゼーブ」での衰退
「デリー=スルタン朝」がつづいたあと、インド一帯をムガル帝国が治めます。
ムガル帝国は、モンゴル人の子孫「バーブル」によって建国されました。
3代皇帝「アクバル」によって、ベースがつくられます。
5代皇帝「シャー=ジャハーン」のときに発展・繁栄します。
6代皇帝「アウラングゼーブ」の最盛期をむかえます。
以後は、 地方の内乱&西洋による外圧によって、衰退の一途をたどります。
ムガル帝国の歴史は、各皇帝のときに起きたできごとをおさえると、すっきり理解できます。
…
「ムガル帝国」については、こちらの記事で、くわしく説明しています。
インドの歴史⑤ ─ 近代世界

以降、インド地域は、ヨーロッパに端を発する〝近代化の波〟に巻き込まれていきます。
世界は、ヨーロッパ地域にとどまらず、地球規模で時代が動いていきます。
全人類を巻き込み、「近代世界」へ突入していきます。
…
近代世界の大まかな流れは、こちらの記事で、くわしく説明しています。
まとめ
まとめると、
りきぞう
・大事なキーワードは、「リグ=ヴェーダ」「マウリヤ朝/グプタ朝」「デリー=スルタン朝」など
・重要な人物は、「チャンドラグプタ1世」「バーブル」「アクバル」「アウラングゼーブ」など
といったかんじ。
この記事が、「インドの歴史を知りたい人」の参考になれば、うれしいです。
ではまた〜。