ロッチ ─ おすすめのコント まとめ

どうも、コント作家のりきぞうです。

これまで、1000本ちかくコント作品をみてきました。

なかでも、ロッチさんのコントには楽しませてもらいました。

みたいと思っている人も多いはず。

とはいえ、

・そもそも全部で何作品あるの?
・たくさんありすぎて、どれからみたらいいいのか分からない
・とくにおすすめはどれ?

─ こんな悩み&疑問をいだく人もいるかぁと。

そこで、この記事では、ロッチさんの全作品をあげていきたいと思います。

結論を先にいうと、つぎのとおり。

りきぞう

ロッチのライブコントは、全部で8作品
おすすめは『ストロッチベリー』』『ラストベストロッチ3』『ラストベストロッチ2』の3本
個別ネタなら、『ストロッチベリー』収録の「目撃者ムラサワ」&『ラストベストロッチ3』収録の「試着室」が good

といったかんじ。

どのライブも、かなりの完成度です。

ショージキ、どれをみても満足度できると思います。

以下、カンタンに概要&感想をあげながら、すべての作品をみていきます。

※ 発表・公演された年数順に並んでいます。

『バナナチェリー』

発売年 2008年12月
収録 大声コンテスト
オーロラ
ゲーム(1)
腹踊り
路上詩人
ゲーム(2)
万引き
マジック
ゲーム(3)
タトゥー
バナナチェリー

ロッチさん、さいしょの映像作品です。

スタジオ収録ですが、お客さんを入れているため、生の笑い声がしっかり聞こえます。

初期のころのコント集ながら、すでに原型ができあがっていますね。

おすすめは、『万引き』

ストーリー構成が、しっかりしているコント。

万引きをされ被害をうけているにもかかわらず、相手の〝よいしょ〟から、ついついうれしくなってしまう。

このあたりの心情を、うまく笑いに変えています。

どのネタも、コンパクトに仕上がり、さらっと楽しめます。

評価
ながさ
(3.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『ラストベストロッチ』

発売年 2009年8月
収録 UFO
自転車日本一周少年
カツ丼
釣りのおっさん
砂漠
巨乳かメガネか
路上詩人(取調べver.)
十文字アキラ
福引
ドッキリ
こんにちは根岸

2本目の映像作品。

1本目は、スタジオ収録でしたが、こちらは単独ライブのもようを収めたもの。

その意味で、初ライブ作品といえます。

おすすめは、『ドッキリ』

ドッキリをしかけられた友人 ─ 。

ネタばらしのあと安心していると、しかけた側の男が、事故に巻き込まれる。

それさえもドッキリと思いこんだ友人は、しかけに人の男を助けない。

ドッキリの境界線がわからない ─ これが軸となり、笑いを起こしていきます。

このネタと同じく、どのネタも適度にまとまっていて、さらっとみれます。

気軽にみれるので、おすすめ。

評価
ながさ
(3.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『ロッチラリズム』

発売年 2010年2月
収録 UFO
オープニングコント
インパラ
ハフハフ
学園祭
ボウズ
猿渡
ユーモアスクール
元カノが……
無の境地

3本目の映像作品。

こちらも、単独ライブのもようを収録したもの。

おすすめは、『無の境地』

滝行をしている修行僧 ─ 。

そんなかれに、森にまよい、バス亭を探している男が、声をかける。

びしょぬれの相手に、何度も、バス亭の位置をたしかめる ─ このくりかえしが、笑いの軸になります。

反復の笑いをうまくつかっています。

このほか、『インパラ』『猿渡』など、人間のみじめさを描いた作品が、いくつか収録されています。

どのネタも、さらっとみれるので、おすすめ。

評価
ながさ
(3.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『ラストベストロッチ2』

発売年 2010年9月
収録 UFO
こんにちは根岸(街角編)
やってまうヤツ
中ノ森先生
大なわとび
カンチョウ
モノマネ番組への道
催眠術
電話代わって
大雨
大阪のおっさん
屁こいたやろ
十文字アキラ(不動産編)
ボーナスコント

4本目の映像作品。

こちらは、1本目と同じく、スタジオ収録のコント集。

前回と同じく、お客さんを入れているので、笑い声がきこえ、一体感をもって楽しめます。

おすすめは、『十文字アキラ(不動産編)』

こちらは以前のライブ『ラストベストロッチ』で登場したキャラ。

前回は、みしらぬ一般人から声をかけられる設定。

今回は、不動産屋さんにいき、勝手に有名人とみなされる流れです。

じょじょに、〝たいした奴〟ではないとわかってくる ─ そのあたりの〝みじめさ〟を、中岡さんがうまく演じています。

今回も、有名人であるかどうかを確認させるため、「十文字のキメ顔」が披露 ─ 。

このときの表情は、何度みてもツボです(笑)

これまでと同じく、すべて5分くらいのネタ。

気軽にみれるのが、いいですね。

評価
ながさ
(3.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『PELOPELOTTi』

発売年 2010年11月
収録 どうでもええねん
コマ名人 大小嶋
間(あいだ)
自主規制
ジャンケンマン
マリッジオーシャンブルー
乳首川という男
ヒーローのはずが……

5本目の映像作品。

こちらは、単独ライブのもようをおさめたもの。

おすすめは、『乳首川という男』

「乳首川」という名まえを、まったく恥ずかしいと思っていない新人 ─ かれの無自覚っぷりが、笑いの軸になります。

いっぽう、はなしがすすむにつれて、本人は「乳首川」の〝下品さ〟を自覚しているようなふるまいをみせる─ このあたりの〝ほのめかし〟も、なかなかうまいです。

また、本ライブから、パッケージ&舞台演出のおしゃれさが、ぐっと増してきます。

いっぽう、ネタのストーリー&構成が、すこしフクザツに。

さらっとみるには、あまり適していないかも。

気軽にみたいなら、うえ4本のどれかが、おすすめです。

評価
ながさ
(3.0)
おしゃれさ
(4.0)
おもしろさ
(3.0)
おすすめ度
(3.0)

『ストロッチベリー』

発売年 2011年11月
収録 いちご亭ジャム丸
XPhone5
おつとめご苦労さまです
八雲源五郎
タイトルマッチ
目撃者ムラサワ
サプライズパーティー
ご本人さんが…
プラマイゼロ

6本目の映像作品。

こちらも、単独ライブのもようを収録したもの。

おすすめは、『目撃者ムラサワ』

ひったりくり事件の犯人を追う刑事 ─ 。

目撃者がいないか、あたりに聞きこみをおこなう。

近くとおる若者に声をかける。

すると、犯人に近い男を見たような口ぶりみせる。

しかし、会話のふしぶしに、

「ぼくって、……じゃないないですかぁー」

と、さもお互いに知っている風なかんじで話す。

「いや、きみのことは、よく知らんわ」

とツッコミをいれていると、自分の腕時計を自慢しているなかで、さらりと、

「犯人も、コレと同じ時計をしてたじゃないですかー」

と、犯人につながる目撃情報を口にする。

あわてて、メモる刑事。

全コントのなかで、いちばんおもしろかった作品。

発想がよく、笑うと同時に、ついついうなってしまいました。

コカドさん演じる、

「セリフの4、5回に1回は、めちゃくちゃ大事なこと、言うぞ」

のひとことは、ほんとにうまいですね。

くわえて、オチもよく、構成もばつぐんによかったです。

そのほかのネタも、ストーリー&発想がうまく、精度が高いです。

ロッチさんのライブコントをみるなら、この作品から手にとるのが、おすすめです。

評価
ながさ
(4.0)
おしゃれさ
(4.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『ハート』

発売年 2012年11月
収録 街頭アンケート
コンビ歌斉唱
同窓会
ワンダフルハートフル
娘さんをください
誰やったっけ?
いちじく
アゲハの森からこんにちは
宇宙飛行士

7本目の映像作品。

おすすめは、『ワンダフルハートフル』。

いっぽうで、本ネタに入るまえに、アドリブギャグをくりかえす、相方のひとりが、いいかんじでスベる ─ 芸人演じる中岡しんが、いい雰囲気をかもし出しています。

問いつめるシーンが、舞台上ではなく、VTR(静止画)だったり、演出面でも工夫をこらしています。

とはいえ全体的に、ネタのできばえが、いまいちなかんじです。

さいしょにこの映像作品を目にすると、かたすかしをくらうかもです。

ほかの作品を手にとったあとに、視聴するのが、おすすめ。

評価
ながさ
(4.0)
おしゃれさ
(4.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『ラストベストロッチ3』

発売年 2017年4月
収録 変なノリ長いヤツ
表参道の美容室
オヤジ狩りされてるのにされてないことにしようとするオッサン
試着室
20歳の告白
wi-fi
フラダンス
透視
before
除霊
ネパールのチェーン

8本目の映像作品です。

こちらは、スタジオ収録のコント作品集です。

以前と同じく、お客さんを入れているので、笑い声がきこえます。

いっしょに笑えるのが、いいですね。

おすすめは、『試着室』

履き途中にカーテンをオープンさせられたときの、男演じる中岡さんの表情&リアクションが、めちゃくちゃツボです。

なかなかボトムスを履かず、何度カーテンをあけても、あわてた表情をみせる ─ この反復が、笑いをもたらす。

これまでのネタのなかで、いちばん好きです。

シュールさ、くだらなさが同居しているかんじで、なんともいえない笑いを誘います。

ロッチさんといえば、「このネタ!」といえるんじゃないでしょうか。

そのほか、『表参道の美容室』『フラダンス』『除霊』など、コンパクトにまとっているネタが、たくさん収録されています。

どれも気軽にみれて、いいかんじです。

評価
ながさ
(4.0)
おしゃれさ
(4.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

まとめ

まとめると、

りきぞう

ロッチのライブコントは、全部で8作品
おすすめは『ストロッチベリー』』『ラストベストロッチ3』『ラストベストロッチ2』の3本
個別ネタなら、『ストロッチベリー』収録の「目撃者ムラサワ」&『ラストベストロッチ3』収録の「試着室」が good

ロッチさんのコントをみるうえで、参考にしてみてください。

ではまた。

よきコントライフを〜。