どうも、コント作家のりきぞうです。
これまで、1000本ちかくコント作品をみてきました。
なかでも、 かもめんたるのコントには楽しませてもらいました。
みたいと思っている人も多いはず。
とはいえ、
・たくさんありすぎて、どれからみたらいいいのか分からない
・とくにおすすめはどれ?
─ こんな悩み&疑問をいだく人もいるかぁと。
そこで、この記事では、かもめんたるの全作品をあげていきたいと思います。
結論を先にいうと、つぎのとおり。
りきぞう
・さいしょに手にとるなら『メマトイとユスリカ』
・より深く、かもめんたる作品にひたりたいなら、『下品なクチバシ』『抜旗根生』がおすすめ
といったかんじ。
以下、カンタンに概要&感想をあげながら、すべての作品をみていきます。
長文ですので、目次から、気になる作品にとんでもオーケーです。
※ 発表・公演された年数順に並んでいます。
目次
『ネズミと亀』

公演日 | ? |
収録 |
英会話 エグイ奴 モグラちゃん 黒澤 アキラくん 妖精 学芸会 通訳と介護士 |
おふたりにとって、さいしょのDVD作品。
『キングオブコント』で優勝したことで、一気に注目度があがりました。
本作は、それ以前のライブのもようをおさめたもの。
すでにこの時期には、かもめんたるのネタ&モチーフは確立しています。
最近のコント作品とくらべても、ほぼ遜色(そんしょく)ありません。
どこかダークで、皮肉がきいてるのが、かもめんたるの魅力です。
おすすめは「妖精」。
ヒクツ/お茶目とうまく対比させ、コントラストによって笑いをおこします。
岩崎さんのほうがダークなにおいをかんじます。
けれど、ほんとうは槙尾さんのほうが闇が深そうです(笑)
全体としてバランスのとれた構成で、おふたりのネタが、どんなものかを知るには、うってつけです。
くわしいレビュー

『メマトイとユスリカ』

公演日 | 2013年7月 |
収録 |
メマトイとユスリカ おかえり 勇気とか度胸とか 理由 ミステリーマン スピリチュアル 言葉売り 敬虔な経験 エンディングコント |
『キングオブコント』優勝したあとの、さいしょのライブですね。
第14回目の単独ライブを収録したものです。
かなりの回数をこなしているため、『ネズミと亀』と同じく、テーマ&モチーフは確立しています。
個人的には、かもめんたるライブのなかでは、おふたりの〝やりたいこと〟が明確にあらわれているかんじです。
みてるほうも、イチバンみやすいと思います。
おすすめは『スピリチュアル』。
おちついた雰囲気のスピリチュアリスト。
それとは対照的に、アイドルの〝かちゃましい〟動きをみせる。
この対比が笑いをおこしています。
キャラクター設定は、不可思議ですが、笑いの構図は、わりとベタです。
かもめんたる作品のなかでは、とっつきやすく、さらっと笑えます。
全体として、気軽にみえるものが多く、万人向きです。
さいしょにみるならコレがベストです。
くわしいレビュー

『下品なクチバシ』

公演日 | 2014年2月〜3月 |
収録 |
とある夫婦の夜 相談 始まりは電気シェーバー 声。 バージンロボット I 脳 YOU. 全ての女優に幸あれ! ちょっと長い結びのコント |
前回から1年ぶりのライブ。
本作では、ぐっと「ホラー要素」「ダーク要素」が増しています。
本来のかもめんたるさんらしさが、全面に出ているかんじです。
とはいえ、一般の人からすると、ややとっつきにくい作品がならんでいると思うかもです。
そのなかでも、個人的に好きだったのは『始まりは電気シェーバー』。
なにをするかわからない不気味さをもつ客。
けれど、じつは〝あっち系〟を演じているだけで、マトモだとわかる。
むしろ店員のほうが、サディスティクなくらい利益を追求する男で、おそろしい。
反転するさまが、なんともうまいです。
とはいえ、さいしょに手にとるには、あまりおすすめはしません。
『メマトイとユスリカ』をみたあと、こちらに流れるのが良いと思います。
くわしいレビュー

『抜旗根性』

公演日 | 2014年2月〜3月 |
収録 |
トドロキサーカス 地獄の元カレ ドリームクラッシャー 正しい顔 バルーンアーティスト・ペルの受難 オヤジミーツオヤジ やん! 抜旗根生 |
16回目の単独ライブを収録したものです。
タイトルになっている『抜旗根性』は、『トドロキサーカス』との連作コント。
兄弟をめぐるドラマです。
コントというより喜劇にちかいです。
そのほか、岩崎さんの〝奇人っぷり〟が発揮されるいっぽう、槙尾さんのほうが〝ヤバさ〟も全面に出ている作品が多数。
かもめんたるらしさが、より深くなっているかんじです。
こちらも『メマトイとユスリカ』をみたあと、手にとるのが良いと思います。
残念ながら、これ以降、かもめんたるさんのライブ映像は、販売・流通していません。
ライブ自体はやっているので、ぜひ発売してほしいですね。
くわしいレビュー

まとめ
まとめると、
りきぞう
・さいしょに手にとるなら『メマトイとユスリカ』
・より深く、かもめんたる作品にひたりたいなら、『下品なクチバシ』『抜旗根生』がおすすめ
ぜひ、かもめんたるのコントをみるうえでの参考にしてみてください。
ではまた。
よきコントライフを〜。