かもめんたる ─ おすすめのコント まとめ

どうも、コント作家のりきぞうです。

これまで、1000本ちかくコント作品をみてきました。

なかでも、 かもめんたるのコントには楽しませてもらいました。

みたいと思っている人も多いはず。

とはいえ、

・そもそも全部で何作品あるの?
・たくさんありすぎて、どれからみたらいいいのか分からない
・とくにおすすめはどれ?

─ こんな悩み&疑問をいだく人もいるかぁと。

そこで、この記事では、かもめんたるの全作品をあげていきたいと思います。

結論を先にいうと、つぎのとおり。

りきぞう

かもめんたるのライブ作品は、全部で4つ
さいしょに手にとるなら『メマトイとユスリカ』
より深く、かもめんたる作品にひたりたいなら、『下品なクチバシ』『抜旗根生』がおすすめ

といったかんじ。

以下、カンタンに概要&感想をあげながら、すべての作品をみていきます。

長文ですので、目次から、気になる作品にとんでもオーケーです。

※ 発表・公演された年数順に並んでいます。

『ネズミと亀』

公演日
収録 英会話
エグイ奴
モグラちゃん
黒澤
アキラくん
妖精
学芸会
通訳と介護士

おふたりにとって、さいしょのDVD作品。

『キングオブコント』で優勝したことで、一気に注目度があがりました。

本作は、それ以前のライブのもようをおさめたもの。

すでにこの時期には、かもめんたるのネタ&モチーフは確立しています。

最近のコント作品とくらべても、ほぼ遜色(そんしょく)ありません。

どこかダークで、皮肉がきいてるのが、かもめんたるの魅力です。

おすすめは「妖精」。

ヒクツ/お茶目とうまく対比させ、コントラストによって笑いをおこします。

岩崎さんのほうがダークなにおいをかんじます。

けれど、ほんとうは槙尾さんのほうが闇が深そうです(笑)

全体としてバランスのとれた構成で、おふたりのネタが、どんなものかを知るには、うってつけです。

評価
ながさ
(4.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『メマトイとユスリカ』

公演日 2013年7月
収録 メマトイとユスリカ
おかえり
勇気とか度胸とか
理由
ミステリーマン
スピリチュアル
言葉売り
敬虔な経験
エンディングコント

『キングオブコント』優勝したあとの、さいしょのライブですね。

第14回目の単独ライブを収録したものです。

かなりの回数をこなしているため、『ネズミと亀』と同じく、テーマ&モチーフは確立しています。

個人的には、かもめんたるライブのなかでは、おふたりの〝やりたいこと〟が明確にあらわれているかんじです。

みてるほうも、イチバンみやすいと思います。

おすすめは『スピリチュアル』。

おちついた雰囲気のスピリチュアリスト。

それとは対照的に、アイドルの〝かちゃましい〟動きをみせる。

この対比が笑いをおこしています。

キャラクター設定は、不可思議ですが、笑いの構図は、わりとベタです。

かもめんたる作品のなかでは、とっつきやすく、さらっと笑えます。

全体として、気軽にみえるものが多く、万人向きです。

さいしょにみるならコレがベストです。

評価
ながさ
(4.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(5.0)

『下品なクチバシ』

公演日 2014年2月〜3月
収録 とある夫婦の夜
相談
始まりは電気シェーバー
声。
バージンロボット
I 脳 YOU.
全ての女優に幸あれ!
ちょっと長い結びのコント

前回から1年ぶりのライブ。

本作では、ぐっと「ホラー要素」「ダーク要素」が増しています。

本来のかもめんたるさんらしさが、全面に出ているかんじです。

とはいえ、一般の人からすると、ややとっつきにくい作品がならんでいると思うかもです。

そのなかでも、個人的に好きだったのは『始まりは電気シェーバー』。

なにをするかわからない不気味さをもつ客。

けれど、じつは〝あっち系〟を演じているだけで、マトモだとわかる。

むしろ店員のほうが、サディスティクなくらい利益を追求する男で、おそろしい。

反転するさまが、なんともうまいです。

とはいえ、さいしょに手にとるには、あまりおすすめはしません。

『メマトイとユスリカ』をみたあと、こちらに流れるのが良いと思います。

評価
ながさ
(4.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『抜旗根性』

公演日 2014年2月〜3月
収録 トドロキサーカス
地獄の元カレ
ドリームクラッシャー
正しい顔
バルーンアーティスト・ペルの受難
オヤジミーツオヤジ
やん!
抜旗根生

16回目の単独ライブを収録したものです。

タイトルになっている『抜旗根性』は、『トドロキサーカス』との連作コント。

兄弟をめぐるドラマです。

コントというより喜劇にちかいです。

そのほか、岩崎さんの〝奇人っぷり〟が発揮されるいっぽう、槙尾さんのほうが〝ヤバさ〟も全面に出ている作品が多数。

かもめんたるらしさが、より深くなっているかんじです。

こちらも『メマトイとユスリカ』をみたあと、手にとるのが良いと思います。

残念ながら、これ以降、かもめんたるさんのライブ映像は、販売・流通していません。

ライブ自体はやっているので、ぜひ発売してほしいですね。

評価
ながさ
(4.0)
おしゃれさ
(3.0)
おもしろさ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

まとめ

まとめると、

りきぞう

かもめんたるのライブ作品は、全部で4つ
さいしょに手にとるなら『メマトイとユスリカ』
より深く、かもめんたる作品にひたりたいなら、『下品なクチバシ』『抜旗根生』がおすすめ

ぜひ、かもめんたるのコントをみるうえでの参考にしてみてください。

ではまた。

よきコントライフを〜。