どうも、コント作家のりきぞうです。
これまで、1000本ちかくコント作品をみてきました。
なかでも、 インパルスのコントには楽しませてもらいました。
みたいと思っている人も多いはず。
とはいえ、
・たくさんありすぎて、どれからみたらいいいのか分からない
・とくにおすすめはどれ?
─ こんな悩み&疑問をいだく人もいるかぁと。
そこで、この記事では、インパルスの全作品をあげていきたいと思います。
結論を先にいうと、つぎのとおり。
りきぞう
・ランクをつけるなら、『丘の上の木の下で』 → 『地下室』 → 『球根 Ⅱ』の順
・個別のネタなら、『丘の上の木の下で』に収録されている「悪魔祓い」がおすすめ
といったかんじ。
以下、カンタンに概要&感想をあげながら、すべての作品をみていきます。
長文ですので、目次から、気になる作品にとんでもオーケーです。
※ 発表・公演された年数順に並んでいます。
目次
『おちゃらけソーセージ』
公演日 | 2003年8月 |
収録 |
オープニング 万引きGメン 保健室 育児ノイローゼ 駐車場 企業スパイ インターネット自殺 携帯ショップ エンディング |
いまのところ流通しているなかで、はじめてのDVD作品になります。
新人・若手時代のネタ傑作選というかたちをとっています。
なつかしい作品もあるいっぽうで、すでにインパルスの方向性が確立しているかんじがあります。
わりとシュール系のネタを披露しているイメージがあります。
けれど初期のころは、わりとベタベタのコントもやっていたります。
個人的には『インターネット自殺』がおすすめ。
テレビのネタ番組でも放送されていましたね。
構成がうまく、「ダークさ」と「コッケイなかんじが、うまくマッチしています。
ほんとにうまいです。
くわしいレビュー
インパルス『おちゃらけソーセージ』感想&レビューです。『球根』
公演日 | 2004年4月 |
収録 |
オープニング コンビニ ハネムーン 暗殺組織 星座発見 レストラン ミステリーゾーン カリスマ美容師によろしく キジの憂鬱 取り調べ エンディング |
こちらはオール新作のライブ公演をおさめたもの。
なので、あたり/ハズレの差が、けっこうあったりします。
そのなかでも「キジの憂鬱」だけは、バツグンにおもしろいです。
〝うつ〟という重々しいテーマをあつかっていながら、そこからバカバカしさへ解放される構成が、ほんとにうまい。
ショージキ、これだけでもみてほしいかんじです。
くわしいレビュー
インパルス『球根』感想&レビューです。『球根 Ⅱ』
公演日 | 2006年6月 |
収録 |
空港にて 家庭訪問 探偵 幼稚園 交番 葬式 博物館 東京タワー 旅館 |
前回から2年ぶりのライブをおさめたもの。
これまで以上に、格段に精度があがっています。
どのネタもおもしろく、ハズレがありません。
爆笑するというより、あとあと考えさせるネタが多いです。
そのなかでも、「交番」「幼稚園」が、おもしろいです。
トーンはシュール系ながら、どこかベタベタなバカバカしさも感じられる。
板倉さんにしか出せないような、バランス感覚だと思います。
初期のころでは、このライブ作品がイチバンです。
くわしいレビュー
インパルス『球根 Ⅱ』感想&レビューです。『村雨 〜むらさめ〜』
公演日 | 2010年5月 |
収録 |
コンビニ強盗 雨宿り 科学者の誇り ランチタイム 妖刀村雨 大人たちへ SEVEN |
前回から、約4年ぶりライブを収録したもの。
ラストの『SEVEN』が、全体の締めくくりで、それまでのプロットを回収。
というわけで、いちおうすべてのコントが、ひとつにつながっています。
個別でみた場合でもおもしろく、充実した内容になっています。
くわしいレビュー
インパルス『村雨 〜むらさめ〜』感想&レビューです。『地下室』
公演日 | 2011年5月 |
収録 |
地下室 ~牢獄~ 私服警官 AMAEBI 地下室 ~拷問~ 居たい場所、居るべき場所 地下室 ~デスゲーム~ SEVEN |
前回の『村雨 〜むらさめ〜』から、1年ぶりの単独ライブなります。
タイトルの「地下室」を舞台したコントが、メインになっています。
全部で2時間以上も、かなりのボリュームです。
個別的によかったのは、『AMAEBI』。
かぶりもののインパクトもさることながら、発想がおもしろいコント。
たしかに「甘エビ」って、ビミョーな位置のネタですよね。
全体として、板倉さんのアイデアが、そんぶんに発揮される作品が収録されています。
かれのモチーフ&トーンが好きな人は、おすすめの内容になっています。
くわしいレビュー
インパルス『地下室』感想&レビューです。『丘の上の木の下で』
公演日 | 2012年8月 |
収録 |
オープニングコント エナジーゴールド 悪魔祓い ピクニック かくしごと 特殊能力 丘の上の木の下で |
前回から、約1年ぶりのライブをおさめたもの。
『村雨〜むらさめ〜』、『地下室』よりも、かなりレベルアップしてます。
プロットの構成もすっきりしていて、セリフのひとつひとつにムダがありません。
前回までは〝ダラダラ〟しているかんじがみられましたが、今回は、かなり洗練されてます。
なかでもおすすめは、『悪魔祓い』。
発想とストーリーがいい。
観てる人の「固定観念」をひっくりかえすようなコントで、笑いながらも、考えさせられる作品です。
〝悪霊風の少女〟を演じる板倉さんの演技もうまい。
ついつい見かえしてしまったが、2度目のほうが、おもしろいとかんじます。
おふたりの全コントのなかでも、これがイチバン好きです。
とはいえ、残念ながら、堤下さんの休養で、以降しばらくライブはおこなわれてません。
ぜひ、復活を期待したいです。
くわしいレビュー
インパルス『丘の上の木の下で』感想&レビューです。まとめ
まとめると、
りきぞう
・ランクをつけるなら、『丘の上の木の下で』 → 『地下室』 → 『球根 Ⅱ』の順
・個別のネタなら、『丘の上の木の下で』に収録されている「悪魔祓い」がおすすめ
ぜひ、インパルスのコントをみるうえでの参考にしてみてください。
ではまた。
よきコントライフを〜。