公演日 | 2000年12月 |
収録 |
Pond 池 Interview 雑誌取材 Fool on the mountain 遭難 It’s Show time さまぁ~ず Christmas dinner クリスマスディナー |
どうも、コント作家のりきぞうです。
きょうも、コント作品をレビューしていきます。
取りあげるのは、さまぁ~ず『冬なのにさまぁ〜ずライブ』。
さまぁーずさんが改名して、はじめての単独公演をおさめたものです。
とはいえ、バカルディ時代と、トーン&テイストは、ほぼかわっていません。
ファン目線のネタが中心で、より親しみやすくなっているかんじがします。
…
『Pond 池』 は、オープニングコント。
「あなたが落としたのは、金のオノ? 銀のオノ?」のパロディです。
本ライブは、さまぁ〜ずさんの改名の時期 ─ 。
そのできごとにひっかける内容です。
やはりテンポがよく、おもしろいです。
…
『Fool on the mountain 遭難』 は、雪山で遭難した男のはなし。
滑落し、足をくじいた登山客のまえに、露天風呂をさかず旅行者があらわれる。
テンションのギャップをベースに、さまぁ〜ずさんらしい、やりとりがつづいていく。
こちらも漫才風のやりとりで、おもしろいです。
…
いっぽうで、『It’s Show time さまぁ~ず』 は、じっさいの漫才。
とはいえ、大竹さんのボケよりも、三村さんのツッコミが軸になっている漫才といったかんじ。
当時、三村さんの〝たとえツッコミ〟が流行っていました。
それにスポットをあてたネタとなっています。
みるひとがみたら、なつかしいかんじです。
…
個人的によかったのは、『Interview 雑誌取材』&『Christmas dinner クリスマスディナー』の2本。
以下、[あらすじ → ひとこと]の順で、くわしくみていきます。
『Interview 雑誌取材』
あらすじ
カフェ。
俳優「白石」が、雑誌取材のため、記者を待っている。
なかなか来ない状況に、すこし心配になっていると、さっきから〝ファンキーな格好〟の男が、かれをチラチラみてくる。
案の定、待ち合わせの時間ぴったりになったとたんに、はなしかけてくる男。
プライベートの時間をジャマしてはいけないと、気をつかっていたらしい。
ヘンなトコに気をまわす記者に、不審感をいだきながら、取材がスタート。
しかし、
・ファンからの質問レターを読むも、うまいダジャレが言えない悩みに答えさせる
などなど、俳優をイライラさせる言動ばかり。
ホンロウさせる俳優は……
ひとこと
記者演じる大竹さんのボケが、連発・炸裂するコント。
ひとつひとつのネタのインパクトは弱いものの、テンポがよく、ついつい笑ってしまいます。
またここで披露されるダジャレは、のちに「かなしいダジャレシリーズ」として、一時期はやりましたね。
その原点ともいえるネタ ─ さまぁ〜ずファンならみておいたい作品です。
『Christmas dinner クリスマスディナー』
あらすじ
クリスマスイブのレストラン。
予約した男が店にやってくる。
どうやら誘った女性と初デートらしく、どこか緊張しているようす。
なごませようと、店のオーナーが、世間ばなしをはじめる。
しかし、お相手の女性を聞くときに、
などなど、失礼なやりとりをくりかえす。
いっぽう、男が誘った女性が来れないとわかると、カツラをかぶり、あまった料理をいっしょに食べようとしたり。
それでも、来れないと言われて、ハイハイ認める男が、どこにいる? と、〝カツ〟を入れられて……
ひとこと
キホン、店主演じる大竹さんのボケが、笑いの軸となり、ストーリーがすすみます。
などなど、ふざけたアドバイスを連発。
それにたいして、
と、するどいツッコミをいれる三村さん。
ほんとにおふたりのテンポ&雰囲気は、みていてクセになります。
恒例になっているのも、わかる気がしますね。
まとめ
こんなふうに、プロットに注目してみていくと、よりいっそうコントを楽しめます。
ほかの作品でも、こんな視点に立って作品で観ています。
ちがう記事ものぞいてみてください。
ではまた。
よきコントライフを〜。