| 公演日 | 2006年3月 |
| 収録 |
スライドボーイズ secretive person mountain ベースのタク(初収録) Loser 赤えんぴつ 桃ジュース ディーダダ 自転車 恋人岬 |
どうも、コント作家のりきぞうです。
きょうも、コント作品をレビューしていきます。
取りあげるのは、バナナマンの『bananaman PUNCH』。
傑作選ライブの1つです。
「傑作選ライブ」は、過去のライブで好評だったコントを厳選 ─ 。
もう一度、演じなおすことで、作品の魅力を再確認する、といったコンセントのもと、上演されました。
2006年から、2年に1度のペースで開催 ─ 。
『PUNCH』『KICK』『CHOP』というタイトルで、計3回おこなわれました。
3本をまとめたBOXも、すでに発売されています。
1回目の『PUNCH』では、『処女』(1998年)〜『Sugar Spot』(2005年)から、5本が収録されています。
傑作選なので、キホン過去に演じた内容とおなじです。
目次
『bananaman PUNCH』の概要
以下、それぞれ作品をカンタンにみていきます。
「secretive person」
『ペポカボチャ』に収録された作品。
ストーリーはそのままです。
『ペポカボチャ』を取り上げたときに、レビューを書いたのでよければチェックしてみてださい。
ただ設楽さんのオトボケっぷりと、日村さんのドタバタぶりの演技力が、より一層みがきがかかっている。
個人的には、今回の傑作選のほうが好きかな。
「mountain」
こちらも『ペポカボチャ』に収録された作品。
2人の鬼が登場するファンタジー作品。
セットと衣装はリニューアルされているけど、内容はほぼ同じ。
この作品はオチで「じんわり」させます。
とはいえ、ストーリーを知ってるためか、そこまで感動はしなかった。
ただ、お客さんの反応はいいかんじでしたね。
「ベースのタク」
こちらは初収録の作品。
キャラクターメインのコントです。
バンドのベース担当「タク」が、プロデューサーの「木戸さん」といっしょにレコーディングするシーンを描く。
木戸さんが「タク〜〜」ってよびかける口調が、やたら耳にのこります。
「Loser」
こちらは、『Sugar Spot』に収録された作品。
今回の再上演では、イチバンおもしろかった。
むかしと内容と同じなんだけど、プロットが凝りに凝っているので、2回目のほうが、より楽しめます。
くわしい内容は、こちらの記事でレビューしています。
もう一度観てわかったんですが、タイトル「Loser」には、「負け犬」のほかに、「ズルズル」「グダグダ」という意味もある。
「だらしないヤツ」っていうニュアンスがふくまれていたんですね。
女の子をモノにできない男たちのはなしというより、シッカリ者の設楽が、じつは〝ズルズル〟で、いいかげんだった ─ ここに笑いのポイントがありました。
やはり2回みると、いろいろと発見がありますね。
「恋人岬」
こちらは、『monkey time』に収録された作品。
詳しい内容なこちらの記事に書きました。
さいしょに観たときの印象がつよかったぶん、そこまでのインパクトはありませんでした。
ただ、日村さん演じる「さおり」の〝ぶりっ子〟なようすは、まえよりも過激になっている。
整形したけど、太ってしまったという設定ですが、日村さん自身が、むかしよりプックリしているので、かのじょのキャラが、よりきわだっていました。
やはりコントは、プロットだけではなく、演じる人物によっても、おもしろさは変わっています。
まとめ
個人的に、「ベースのタク」以外は、すべてストーリーを知ってしました。
なので、そこまで期待はしていませんでした。
とはいえ、かなり楽しめました。
2回みても笑えるんだから、やっぱりバナナマン・コントは、ハイレベルです。
おふたりのコントをみたことがない人は、この傑作選ライブを手にとるのがおすすめです。
これまでのおもしろさが、凝縮されていますからね。
よければチェックしてみてください。
ではまた。
よきコントライフを〜。



