うしろシティ『うれしい人間』感想&レビューです。

公演日 2013年7月
収録 卒業式
CHANGE
持ちこみ
不動産屋
ヒーロー
サッカー部
先生さようなら
ヒッチハイク
上京
人探し
芽生え
漫画
彼女と別れた

どうも、コント作家のりきぞうです。

きょうも、コント作品をレビューしていきます。

取りあげるのは、うしろシティ『うれしい人間』。

4回目の単独ライブを収録したものです。

『野球部の危機』『病院』は、日常の〝あるある〟や〝違和感〟をネタにした作品が収められています。

〝ぶっとんだ〟設定のコントがすくなく、どれもとっつきやすい。

ちょっとしたヒネリもくわえているので、知的なコントを観たいひとには、おすすめです。

個人的に好きだったのは、「張り込み」「バイトの新人」「監禁」です。

以下、くわしくみていきます。

『張り込み』


あらすじ

喫茶店。

ふたりの刑事が張りこんでいる。

ふと、先輩の刑事(金子)が、「「石川あやか」を知っているか?」とたずねる。

「ききこみで声をかけたんだが、おまえの知りあいとわかってビックリしたよ」

じつは「あやか」は、後輩の学生時代の恋人。

おどろく後輩に、さらに先輩「彼女、結婚したみたいだ」と口にする。

〝さびしいキモチ〟におそわれる後輩。

肝心の犯人がやってきても、まったく気づかずに……。

ひとこと

ストーリーも練られているが、それよりも演出が凝っています。

〝恋人との思い出〟にひたる一方で、刑事は必死になって犯人と格闘する。

そのコントラストを、演出でうまく描いています。

『バイトの新人』

あらすじ

コンビニの休憩室。

新人のバイトに先輩が声をかける。

自己紹介をもとめるが、新人は「ギターケース」をあけ、キモチを歌で表現しようとしはじめる。

シロウトの歌など聴きたく先輩。

あわててとめる。

それでもなんとか歌おうとする新人は……。

ひとこと

歌いたい/歌わせない。

態度にみせない、ふたりの対立が笑いどころ。

「金子先輩にとって「夜」ってなんですか?」

ダークな雰囲気をよそおう新人。フレーズのひとつひとつも笑えます。

『監禁』


あらすじ

ヒミツの情報をにぎり、犯罪集団に監禁される先輩 & 後輩。

しかし、いっぽう(阿諏訪)は、ロープでガチガチにまかれているが、もういっぽう(金子)は、ゆるーい、一本のロープでまかれている。

「敵になめられている……」

うたがう先輩。

思ったとおり、あいての敵は、後輩ばかり殴りつけ、情報をはかせようとする。

無キズの先輩は、自分の怖さをアピールするが……。

ひとこと

ストーリーと発想がおもしろい。

全体をとおして、イチバン笑いました。

このあと後輩も「先輩はナメられている」「ケーカイされていない」と気づく。

そのうえで、敵からロープをほどくハサミをもらってきてとムチャぶり ─ 。

カンタンにハサミをもらってきて、監禁場所から脱けだすことに成功する。

はなしの展開もうまいですね。

まとめ


こんなふうに、プロットに注目してみていくと、よりいっそうコントを楽しめます。

ほかの作品でも、こんな視点に立って作品で観ています。

ちがう記事ものぞいてみてください。

ではまた。

よきコントライフを〜。