| 公演日 | 2015年1月 |
| 収録 |
カレー屋 親父が… キャッチ 地元ショウ 足踏まれ小僧 拷問 聞け! ナイフ パンダ カラオケ わらび舞妓ちゃん 氷室病院 ゾンビ 業者 くそなんでやねん! ローマ 合わない刑事 静かにしろ! クイズ |
どうも、コント作家のりきぞうです。
きょうも、コント作品をレビューしていきます。
取りあげるのは、チョコレートプラネット『チョコレートプラネット』。
チョコレートプラネットの初のDVD作品です。
『キャッチ』は、まちなかで、居酒屋のキャッチ風に、病院・診療所を紹介する男のはなし。
献血し放題(≠ 飲み放題)など、たとえがうまいコント。
『地元ショウ』は、友人から、地元の海に誘われた男のはなし。
友人が渡してくれる地元の「ビーチサンダル」「サンバイザー」のかたちが、フツーのモノとちがう。
不可思議な道具ばかり友人に、とまどいつつも、おもしろがる男。
長田さんがつくる小道具が、笑いをおこすコントです。
『クイズ』は、クイズ番組のワンシーン。
・「ドリンクを飲みますか」「ドリンクを飲みます」「じゃあ、飲んでください」といった一連のやり取り
などなど、シュールな展開が、くりかえされる。
わかりやすいコントが多いなか、こちらはひねった笑い。
わりと好みが分かれるかもです。
…
個人的に良かったのは、「聞け!」、「わらび舞妓ちゃん 」、「氷室病院」 ─ 。
以下、くわしくみていきます。
目次
『聞け!』
あらすじ
イスに縛りつけられ、囚われている男。
口には鉄のワッカがくくりつけられ、身動きができない。
そのとき、変声期でかえた声がきこえる。
脱出したければ、こちらを指示にしたがうように命令 ─ 。
しかし、ひとつひとつの指示にたいして、囚われた男は、まったく聞く耳をもたない。
はなしを聞くどころか、
・どうやったら、ここから出られるんだ!?
などなど、犯人の声をさえぎり、質問ばかりをくりかえす。
犯人は、ていねいに指示を出すが……
めちゃくちゃ笑った。
全コントのなかでも、これがイチバンでした。
わずか1分半くらいの作品。
ですが、爆発力はハンパないです(笑)
ベタな展開ながら、ハラをかかえて笑えます。
くわしい説明はいりません。
なによりみてほしいです。
オチもよかった。
『わらび舞妓ちゃん 』
あらすじ
京都市主催のイベント。
子どもがあつまるなか、京都市のマスコットキャラ(ゆるキャラ)が、お披露目される。
名まえは、「わらび舞妓ちゃん」─ 。
京都市の名産「わらび餅」を模したキャラクター。
しかし、わらび餅と同じように、全体が透明。
なかみもスケスケで、マスコットに入っている人のすがた&動きが、よくみえる。
子どもたち、ざわつき、きもちわるくなり……
こちらは、長田さん制作の小道具がひかるコント。
透明で、スケスケのわらび舞妓ちゃんが、不気味な笑いをおこします。
なかに入っているオッサンが、じろじろと観客をみるすがたが、なんともおもしろい。
むだに裸だったのも、個人的にはツボでした。
『氷室病院』
あらすじ
風邪のため、病院にやってくる男。
医者が対応にあたるが、なぜか「氷室京介」風。
・「心臓のビート」をきくため、聴診器をあてる
などなど、歌手「氷室京介」が言いそう&しそうなことにかこつけて、診察をおこなう。
患者は、まとな診察をうけられず……
こちらも爆笑させてもらったコント。
氷室のものまねをくりかえす内科医が、患者をほんろうするながれ。
セリフも笑えるいっぽう、氷室風の医者を演じる長田さんの動きが、めちゃくちゃ笑えます。
レントゲンをとるため、「こちらに横になってください」と指示を出す。
けれど、氷室のマネを意識しすぎて、いったいをしてほしいのか、なかなか伝えられない。
はなしがすすまない展開に、お腹をかかえて笑いました。
こちらも、「聞け!」につづいて、ぜひみてほしいコントです。
まとめ
こんなふうに、プロットに注目してみていくと、よりいっそうコントを楽しめます。
ほかの作品でも、こんな視点に立って作品で観ています。
ちがう記事ものぞいてみてください。
ではまた。
よきコントライフを〜。

