シソンヌ『シソンヌライブ cinq(サンク)』 感想&レビューです。

公演日 2015年6月
収録 やめられないお母さん
最新の勉強法
うちの息子、実は
ばばあの罠
てんぷら
家具屋
ヒーローインタビュー
止めてみたものの

どうも、コント作家のりきぞうです。

きょうも、コント作品をレビューしていきます。

取りあげるのは、シソンヌ『シソンヌライブ cinq(サンク)』 。

5回目の単独ライブを収録したものです。

見ごたえはあったんですが、前回までのライブにくらべると、ややトーンダウンした感じがしました。

やはり1年に1回のペースだと、濃い内容を保つのはむずかしいのかもしれませんね。

『ばばあの罠』は、演出による笑い。

すこし〝飛び道具〟にたよっているかんじでしたね。

『家具屋』『ヒーローインタビュー』も、やや間のびしているかんじ。

とはいえ、フレーズのひとつひとつには、笑えるトコはあります。

個人的に良かったのは、「息子の目覚まし時計」「野祭」「インドカレー」 ─ 。

以下、くわしくみていきます。

『やめられない母さん』

あらすじ

夫を亡くしたさびしさから、民泊業をはじめた母親。

しかし家の物が少しずつ盗まれていることに気づく。

むすこは、やめるように説得 ─ 。

信じない母親だったが、夫の形見である「万年筆」がないことに気づき……。

ひとこと

母親の〝さびしさ〟がテーマになっています。

モノを盗んだ外国人もいれば、壊れていたモノを修理して、送り返してくる外国人もいる。

「外国人=悪者」と、ひとくくりにできないむすこ。

かれのビミョーなキモチが、笑いを誘います。

『最新の勉強法』

あらすじ

ネットを介して、塾の講義をきく生徒。

熱心におしえる先生をとめて、質問しはじめる。

授業の内容かとおもいきや、授業のやり方にケチをつけはじめ……。

ひとこと

野村くんが登場するコント。

シソンヌライブでは定番のキャラクターです。

今回も、子どもながらの「したたかさ」「ずるがしこさ」が発揮されています。

塾の私物であるヘッドホンを盗もうとするシーンには笑いました。

オチの演出もよかった。

『止めてみたものの』

あらすじ

死のうとする友人をとめる男。説得に成功する。

しかし相手は、100% 死ぬつもりだったので、仕事もやめ、貯金も使いはなしていた。

戸籍まで捨て、身元不明の状態に。

事情を知った友人は、「生きること」を考えなおしてみたらと、手のひらをかえし……。

ひとこと

ストーリーがわかりやすく、おもしろかった。

「いま自殺されてもショックをうけない」
「自分のなかで、おまえは死んだことになってるから、免疫がある」

このセリフには、おもわず吹き出してしまいました。

こちらが予想できない感情をあらわす。

シソンヌさんの持ち味ですね。

まとめ


こんなふうに、プロットに注目してみていくと、よりいっそうコントを楽しめます。

ほかの作品でも、こんな視点に立って作品で観ています。

ちがう記事ものぞいてみてください。

ではまた。

よきコントライフを〜。