どうも、リキゾーです。
これまで、予備校講師 → ウェブディレクター → ライターと、いろんな職業にたずさわってきました。
働き方についても、契約社員 → 正社員 → フリーランスと、ひと通り経験してきました。
仕事がら、時間が管理がたいせつなので、生産性を意識してきました。
どんな仕事でも「生産性」は大切な考えです。
ゆとりが生まれ、日々の生活をおだやかにしますからね。
そんなとき『時間術大全』という本が目につきました。
パラパラめくってみると、スマホで時間をムダにしているひと向けに、ゆとりと集中力を生み出すハウツー(戦術)が書かれている。
「コレはいい!」と思い、つい買ってしまいました。期待どおり中身もよかった。
「スマホにゆとりを奪われセカセカしている」
「ムダな情報に追われて、やりたい仕事に集中できない」
こんな人たちには、ピッタリの内容です。
目次
『時間術大全』の概要
目次はこんなかんじ。
メイクタイムのしくみ
HIGHLIGHT ハイライト
ハイライト戦術 ハイライトを選ぶ
ハイライト戦術 ハイライトの時間をつくる
LASER レーザー
レーザー戦術 スマホの「主」になれ
レーザー戦術 「無限の泉」を遠ざける
レーザー戦術 メールを「スロー」にする
レーザー戦術 テレビを「お楽しみ」に変える
レーザー戦術 フローに入る
レーザー戦術 ゾーンにとどまる
CHARGE チャージ
チャージ戦術 動き続ける
チャージ戦術 「リアルフード」を食べる
チャージ戦術 「カフェイン」をうまく使う
チャージ戦術 喧騒を離れる
チャージ戦術 親密な時間をすごす
チャージ戦術 洞窟で眠る
TUNING チューニング
「いつか」を今日にする
1日の行動を、4つのステップに分けます。
- ハイライト=優先事項を決める
- レーザー=集中する
- チャージ=補充する
- チューニング=点検する
そのうえで、それぞれの項目について効果のあるやり方(戦術)を提案する流れになっています。
戦術については「すべてやれ」と言ってるわけではなくて、自分なりに組み合わせて、生活に取り入れるようすすめています。
『時間術大全』で気になったトコ
引用をのせつつ、気づいた点をのべていきます。
優先事項を決めるコツ(=ハイライト)
「長期目標」と「タスク」のあいだの中間的な活動に集中することが、ペースを落とし、日々の生活を充実させ、時間をつくる秘訣だと、僕らは考える。(636)
目標設定」の方法については自己啓発の専門家たちが、「タスク管理術」については生産性の専門家たちがありとあらゆる提案をしているが、その中間の領域はないがしろにされてきた。 この欠けている部分を、僕らは「ハイライト」と名づけた(640)
「ハイライト」とは「1日の優先事項を決めること」です。
手段・戦術には目的・目標は欠かせませんが、その設定方法がキモです。
高すぎる目標は、到達までに時間がかかりモチベーションが落ちてしまう。
目の前の目的は細々しすぎていて、時間を追われるだけになる。
なので、ゴールはその中間に設定し、1日の優先事項もそれに合わせて決めます。
集中するコツ①
1日を構造化すると、かえって自由になれるのだ。計画がないと、次に何をするかを頻繁に決める必要があり、何をすべきか、何ができるかという迷いが集中の邪魔をする。 だが 1日の予定が完全に決まっていれば、「いまこの瞬間」に思う存分集中できる。次は「何」をしようと考える代わりに、「どうやって」するかだけに集中すればいい。過去の自分が立てた計画を信じ、フローの状態〔没頭した集中状態〕 に入っていける。(1091)
おすすめのやり方は、ガチガチに予定を組むことです。
「忙しくする」という意味ではなく、コーヒーを飲む・シャワーを浴びるなど、小さな行動もしっかり把握し、行動に移します。
そうすることで自由が生まれます。
集中するコツ② 朝起きたときにスマホを見ない
朝目が覚めたときは、睡眠が5時間だろうと10時間だろうと、多忙中毒と無限の泉からしばらく離れている。すばらしい瞬間だ。1日は始まったばかりで、脳は休まり、 気が散る理由は何もない。気がかりな仕事のメールもまだ見ていない。 その瞬間を味わおう。メールやツイッター、フェイスブック、ニュースにすぐ手を伸ばすのはやめよう。(1646)
朝イチであちこち巡回して最新の更新情報を得たくなる気持ちはわかる。たしかに、ひと晩経てば世界は どこかしら は変わっている。でも画面を立ち上げたが最後、 いまこの瞬間と、ネット上の全コンテンツとのあいだで、注意をめぐる争いが 勃発 する。(1650)
個人的には、コレがイチバン効果があります。やりたい仕事にすんなり入っていけます。
おすすめ。
とはいえ、「SNSはまったくやるな」と言ってわけではなく「うまく利用しよう」とアドバイスします。
『Twitter』なら、こんなかんじ。
ツイッターは目的を限定して使えばいい。僕は以前、ツイッターに時間をかけすぎていたが、あるときからツールとして使うことにした。 ツイッターを使うのは、自分の仕事を広め、読者からの質問に答えるためだけと決めた。 この目的に限って使うならそれほど時間を食わないし、タイムラインを見る必要すらない。いまではツイッターを使うのはスマホではなくラップトップだけにし、 時間も1日30分に制限している。その時間を有効に使うために、タイムラインは見ずに、ツイッターの通知画面に(URLを打ち込んで) 直接行くようにしている。使い終えたら、翌日のツイッタータイムまでログアウトする(1891)
一日をふり返り、明日にそなえる
データの収集はとても簡単だ。 ハイライトの時間をつくれたかどうか、どれくらい集中して取り組めたかを、毎日振り返る。どれくらいのエネルギーがあったかを記録する。その日使った戦術を振り返り、何がうまくいったか、いかなかったかについて気づいたことを書きとめ、翌日試したい戦術の計画を立てる。これだけだ。 時間はちょっとしかかからない。(3259)
コレもかなり有効です。
作業がひと通り済んだら、明日やることをメモっておきます。
これだけで、今後の課題が記憶にのこり、スムーズに仕事に入っていけます。
まとめ
- ハイライト=優先事項を決める
- レーザー=集中する
- チャージ=補充する
- チューニング=点検する
↓
ふだんの行動を4つのステップに分けて説明しているため、流れが理解しやすいです。
それぞれの項目について効果的な方法・戦術か示されていますが、こちらの都合に合わせられるので、手ごろなところから利用できます。
原題の『Make Time(時間をつくる)』どおり、ゆとりを生み出すノウハウがたくさん紹介されています。
忙しい人、効率的に時間を使いたい人には、おすすめの1冊です。
よければチェックしてみてください。
ではまたー。