【働き方】「通勤かリモートワークか」という議論は不毛【イイトコどりをすべき】

どうも、リキゾーです。

これまで、予備校講師 → ウェブディレクター → ライターと、いろんな職業にたずさわってきました。

働き方も、契約社員 → 正社員 → フリーランスと、ひと通り経験してきました。

「働き方改革」の流れで、業務スタイルが問題になってますね。

「通勤からリモートワークへ」という方向性です。

それにより、会社側としては、交通費のコストが下がり、社員側にとっては通勤時間のコストが下がると期待されています。

その一方でリモートワークは、「社員の管理が行き届かない」「チームの連携がとれない」といった問題も指摘されています。

きょうは、仕事の業務スタイルについてのべていきます。

「通勤かリモートワークか」──この話題がのぼるとき、二者択一で語られます。

とはいえ、業務スタイルについて、どちらか一方を選ぶ議論は意味がありません。

一方にふり切るのではなく、イイトコどりをすべきです。

さいきんの業務スタイルについてギモンをもっている人のヒントになれば、うれしいです。

「通勤かリモートワークか」という議論は意味ない

くりかえすと、業務スタイルについて「通勤かリモートワークか」という問いは意味がありません。

二者択一ではなく、イイトコどりをすべきです。

まずは、それぞれのメリット / デメリットをみていきましょう。

通勤

まずは通勤から。

長短をまとめると、こんなかんじ。

メリットメリハリがつく
管理しやすい
デメリットコストがかかる
「なぁなぁ」になりやすい



メリットについては、勤務時間が固定されているため、業務にメリハリがつきます。

社員にとっては、スケジュールが決まっているので、生活のリズムがつきやすい。

会社側にとっても、ひとつのスペースに働き手があつまるので、なにかと管理しやすい。

いっぽうのデメリットですが、なによりコストがかかります。

交通費など、お金のコストもそうですが、それ以上に、通勤に要する時間的なコストもかかります。

満員電車によるストレスなど、心理的なコストも問題になっています。

また会社側としては、一ヶ所に人をあつめて、業務をまわしていくのは効率がいいようにみえますが、同じやり方をつづけるとムダがうまれます。

単純に、同じ仕事をくりかえすと、社員がダレるんですね(笑)

さいしょは効率がいいかもしれませんが、時間がたつほど生産性は落ちてきます。

こんなところが、通勤のデメリットです。

リモートワーク

つぎにリモートワーク。

長短をまとめると、こんなかんじです。

メリットコストがおさえられる
デメリット連携がとれにくい



メリットについては、通勤の裏がえしですが、コストがグンと下がります。

会社側にとっては、余計な交通費を払う必要がありません。

社員からしても、通勤時間を削減できて、その分を先業やプライベートにまわすことができます。

なにより満員電車や車移動によるストレスがないため、心理的なコストも下がります。

いっぽうのデメリットについては、「チームの連携がうまくいかない」「コミュニケーションが取りにくい」などがあげられます。

とくにネット通信や会話アプリに慣れていない人たちが多いと、余計にコミュニケーション・コストがかかってしまう可能性もあります。

このあたりはツールのパラドックスで、効率性をあげる道具が、ぎゃくに非効率な成果しかあげない悲劇も予想されます。

こんなところが、リモートワークのメリット&デメリットです。

リモートワークの方向性は正しい

ふたつの業務スタイルをくらべると、パッとみてリモートワークのほうに〝うまみ〟があるようにみえます。

そのために「働き方改革」をすすめる人たちを中心に、「リモートワークの導入」が検討され、あらゆる組織にたいしてネット通信による業務を後押ししています。

とはいえ、くりかしますが、「通勤かリモートワークか」という問いをたて、(ムリに?)後者を推し進めるのは「?」です。

どちらかしか選んではいけない根拠はないからです。

たとえば、部署 or 作業内容に合わせて、ところどころでリモートワークを導入していくほうが無難です。

会社や組織単位で、一気にリモートワークをとりいれても、先ほどの「ツールのパラドックス」のように、非効率な成果しか出さない可能性が高くなります。

とはいえ、ただし日本企業の場合、メリット / デメリットにカンケーなく、「通勤」が慣習として残ってるいるきらいがあるのも事実です。

方向性としては、「リモートワーク」をすすめていくほうがいい。

通勤によるムダもはぶける、コストも下がります。

まとめ

「通勤かリモートワークか」──業務スタイルについてのべてきました。

言い分としては、二者択一の問いたてはまちがっていて、部署や作業内容に応じて、リモートワークをとりいれるのが正しい。

とはいえ、日本企業の慣例として、ムダな「通勤文化」が残りつづけているので、効率化するためにもリモートワークの方向性は合っています。

〝通勤で行なっている作業を、リモートでこなすことはできないか〟──日々、こんな視点から業務をまわしていくのがコツです。

さいきんの業務スタイルについてギモンをもっている人のヒントになれば、うれしいです。

ではまたー。