これまで、予備校講師 → ウェブディレクター → ライターと、いろんな職業にたずさわってきました。
働き方も、契約社員 → 正社員 → フリーランスと、ひと通り経験してきました。
いま「働き方改革」のながれで、「テレワーク」が注目されていますね。
参考:『中央省庁3万人テレワーク 働き方改革へ7月22日から』| 日経新聞
ネット上で業務を済ますことで、通勤などの費用を削減できると期待されています。
お金だけでなく、満員電車など「心理的なコスト」も減らすメリットもあります。
わたしも、ウェブ会社に勤めていたときなど、テレワークのスタイルで業務をこなしていました。
とはいえ、いろいろ問題もあります。
個人的に、同僚 or 発注者との「やり取り」には苦労しました。
そこで今回は、テレワークでのコミュニケーションのコツについてのべていきます。
結論からいえば、ポイントはつぎの3つです。
- ① こまめに状況を伝える
- ② 定期的に会う
- ③ 納期を守る
以下、くわしく説明していきます。
また、ふだんテレワークをするうえで、こちらの本を参考にしています。
テレワークのメリット / デメリットが、端的にまとめられています。
とちゅう、ところどころ引用したいと思います。
フリーランスの人、チームや部署にテレワークを導入したい人のヒントになれば、うれしいです。
目次
テレワークでのやり取りのコツ
くりかえすと、テレワークでのやり取りのコツは3つです。
- ① こまめに状況を伝える
- ② 定期的に会う
- ③ 納期を守る
ひとつひとつ、みていきます。
① こまめに状況をつたえる
ネット上では、それぞれの作業内容が見えずらくなります。
じかで会うよりも、コミュニケーションの量が少ないからです。
そのために、テレワークでのやり取りは不安になりやすい。
フリーランスの人に発注するクライアントさんは、とくにその傾向がつよいです。
相手の素性もわからず、どんなスケジュールで作業しているかわからないからですね。
お互いに不安を抱かせないためにも、テレワークでやり取りをしている人は、こまめに現状を伝えましょう。
進捗をみんなと共有することは、仕事をしようというモチベーションを生む。話のわかる仲間に進み具合を披露するのは、けっこう気分のいいものじゃないか?(0737)
──『強いチームはオフィスを捨てる』
発注者や管理者の立場からすれば、作業が遅れているよりも、進ちょく状況がわからないほうが、よっぽどイヤです。
わたしも、編集の立場でプロジェクトの管理をまかされたときに、味わいました(笑)
とはいえ、こまめに伝えるとはいっても、〝ながなが〟〝ダラダラ〟やるのはダメです。
チャット上で議論をはじめる人もいますが、やめたほうが無難です。
経験上、〝会話のための会話〟に陥りがちです。
もし長文になるなら、メールで報告するほうが良いです。
こみいった話なら、電話にしましょう。
② 定期的に会う
ネット上で業務が完結できるといっても、まったく会わないのはマズいです。
おたがい、不安になりやすいためです。
定期的に会っていたほうが、そのあとのやり取りもスムーズです。
じかに会うことで、ふだん文字や動画で伝えきれない不満&要望も発見できたりします。
さらに、新たな企画やサービスを生みだすキッカケにも。
顔をあわせる会議には、たしかに価値がある。会議の数を減らせば、その価値はさらに高まるだろう。レアだからこそ、特別な時間が生まれるのだ。顔をあわせるというぜいたくは年に数回だけにしておいて、それまでのあいだはいろいろなツールでしのげばいい。それでもきっと、十分すぎるほどのアイデアがでてくることだろう。(0368)
──『強いチームはオフィスを捨てる』
信頼を築くうえでも、やはり定期的に会っておいたほうがベターです。
とくにフリーランスの人は、ガッツリ飲みに行かずとも、クライアント先のオフィスをたずねたり、ちかくのカフェでお茶するだけでもオーケーです。
そちらのほうが、つぎの仕事につながりやすいです。
③ 納期を守る
「なにをあたりまえのことを……」と思われるかもですね。
けれど、コレをできないフリーランスの人は、とても多いです(泣)
サラリーマンの人には考えられないと思います。
しかし、テレワークで仕事をしていると、他人の目となる「監視役」がいないため、どうしてもダラけてしまう(らしい……)。
(わたしはその感覚がわかりませんが……)
なので、そのワナに陥らないためにも、「納期は守る」と心にきめておきましょう。
「管理の目がとどかない」といっても、与えられたタスクを予定どおりにやらないのは問題外です。
そもそも、納期が遅れたり、予定どおりに作業をこないと、けっきょく弁解するハメになります。
そのぶん、よけいに「コミュニケーション・コスト」がかかることになります。
結果、「作業時間が減る」といった〝スパイラル〟に陥ります。
悪循環ですね(笑)
というわけで、さいしょに決めた納期やスケジュールは、できるだけ守るようにしましょう。
もし遅れるようなら、締め切りまえに、伝えておくことです。
① でのべたとおり、「こまめに状況をつたえる」のがコツです。
まとめ
わたしの経験から、テレワークのコツをのべてきました。
ネット環境が改善され、今後ますます、テレワーク&リモートワークは普及していきます。
ひとつのオフィスにみんなが集まり、「9-5時」で働くスタイルはフツーではなくなっていきます。
とはいえ、ネット上で業務が済むといっても、信頼の築き方や、それぞれの不満や要望は変わらないはずです。
この記事が、ネット上で仕事を済ませたいフリーランスの人、チームや部署にテレワークを導入したい人の後押しになれば、うれしいです。
ではまた〜。