【厳選】仕事術にかんする良書3冊【おすすめ】

どうも、りきぞう(@rikizoamaya)です。

大学院では、キャリア論と社会保障を研究していました。

社会人なってからは、予備校講師 → ウェブディレクター → ライターと、いろんな職業にたずさわってきました。

働き方についても、契約社員 → 正社員 → フリーランスと、ひと通り経験してきました。

日本の「働き方」が変化していますね。

雇用形態も、フリーランスやパラレルキャリアといろいろ。

仕事のやり方も、会社通勤ではなく、ネットをベースとした「テレワーク」もフツーになってきました。

それに合わさるように「仕事術」にかんする本が、毎月たくさん出版されています。

どれを選べばいいか、分かりませんね。

そこでこれまでわたしが働いてきたなかで、「仕事術」の本で役立ったものを紹介しまします。

いまでも新刊本をチェックしていますが、個人的には、つぎの3冊がベストです。

  1. 佐藤可士和『佐藤可士和の整理術』
  2. J.フリード&D.H.ハンソン『小さなチーム、大きな仕事』
  3. A.クレオン『クリエイティブを共有』

どの本も、効率的かつクリエイティブに作業するコツが書かれています。

また自分の作品・製品を、他人にアピールし、世の中の人たち知ってもらうためのポイントが書かれています。

クリエイターの人はもちろん、事務職など、単純作業をする人にとっても、役立つ内容がまんさいです。

仕事術にかんする良書3冊

くりかえすと、以下の3冊がおすすめです。

  1. 佐藤可士和『佐藤可士和の整理術』
  2. J.フリード&D.H.ハンソン『小さなチーム、大きな仕事』
  3. A.クレオン『クリエイティブを共有』

ひとつひとつ、みていきます。

① 佐藤可士和『佐藤可士和の整理術』


『楽天』『UNIQLO』『セブンイレブン』──日本の代表企業をプロデュースする佐藤可士和さん。

クリエイティブな作業するうえで、彼が大切にしているノウハウが書かれています。

「創作」といえば、「発想」「インスピレーション」が大事と思われますが、それよりも佐藤さん「整理が大切だ」と主張します。

意外と思うかもですが、考えてみれば、どの仕事も「整理」が根本にあります。

たとえば、小説を書くにしても、さまざまな情報から1つのテーマを選び、無数にある言葉から表現をピックアップしなくてはなりません。

なにかを生み出すには、なにかを捨てる必要があり、「捨て方」の良し悪しで、作品の出来が決まります。

そこで「整理術」が必要になるわけです。

なので、この本でいう「整理」は、「物」にかぎったはなしではありません。

よくありがちな「お掃除本」ではなく、整理の範囲は、「情報」 → 「思考」へと広がっていきます。

さらに「思考」といっても「自分のアイデア」だけでなく「人の考え」にまで及びますので、「人間関係」まで整理術の対象になります。

佐藤さんが関わってきた「広告作品」を事例に整理のコツを説いていきますが、あらゆる作業・業務に応用できます。

わたしは資料の整理はもちろん、プログラミング・ライティングの作業するさいにも、この本に書かれている方法をつかっていました。

どんなジャンルの仕事にも活用できるので、おすすめです。

② J.フリード&D.H.ハンソン『小さなチーム、大きな仕事』


著者のお二人は、海外のプログラマーさんです。

エンジニア業界では『Ruby on Rails』の開発者として有名です。

タイトルは「?」かもですが、原題は『Rework』。

働き方の見なおしを提案する内容です。

この本は、フリーランスを始めたころに買って、いまでも定期的にパラパラめくっています。

さいしょに読んだときも刺激を受けましたが、再読するたびに発見がある本です。

フリーランスでやっていこうとする方や、自分でビジネスを立ち上げた人には、参考になります。

個人の働き方から、クライアントさんとのやり取り、マーケットへのアピール方法まで、仕事するうえで大切な心がまえが、たくさん書かれています。

個人的に好きな箇所は、ビジネスを立ち上げたときの行動。

映画監督・S.キュービックの教えを例に、こうアドバイスします。

あなたのアイディアにはそんなに価値があるだろうか。売ってどれだけの儲けになるか試してみることだ。たぶん、そんなに儲けはないだろう。 作り始めるまであなたのすばらしいアイディアはアイディアにすぎない。それはみんな持っているものだ。   スタンリー・キューブリックは、映画監督の卵たちに「カメラとフィルムを持ち出して、なんでもいいから映画を撮れ」とアドバイスする。 キューブリックは、不慣れなら作り始めることが必要だと知っている。一番重要なのは、始めることだ。 だからカメラを手にとり、録画ボタンを押し、撮り始めなければならない。(290)

きわめて真っ当で、実践的なアドバイスですよね。

こんなかんじで、いますぐに役立つ助言がこれでもかと書かれています。

ほかにも、「ビジネスが起動にのってきたときのアドバイス」から「生活習慣のコツ」まで、多岐にわたって記されています。

自己啓発的な要素もあるので、読んだあとはとてもポジティブにもなれます。

何度も読み返したい本です。

③ A.クレオン『クリエイティブを共有』


こちらはニューヨークタイムズのベストセラー作家が書いた「創作とクリエイティブ」にかんする指南書。

前作では「創作力」「クリエイティブ力」の磨き方を紹介したが、この本では「自分の作品をどう世の中にアピールするか」をメインに書かれている。

ブログやSNSの発達で、だれもが気軽に発信できる世の中で、どんなふうに創作に臨み、アピールしていくか。

創作のノウハウというよりも、表現や宣伝に軸足をおいていて、とくにフリーランス(個人事業主)の人には、参考になるアイデアがたくさん記されています。

じかに市場に向き合い、自らの作品や仕事をアピールしたい人にはおすすめの1冊。

きみの大好きなモノを作って、きみの大好きなことについて語ろう。そうすれば、同じようなモノが大好きな人たちが寄ってくる。単純明快だ。(140)

おわりに

これからは、サラリーマンやフリーランスなど、雇用形態にかかわず、ひとりひとりが自分なりの「仕事術」を検討していかないと、厳しくなっていきそうです。

というのも、会社に勤めるにしても、組織と付き合うにしても、個人ベースでの「働き方」「経済」が中心になってくるからです。

そんな時代を見こして、あらかじめ、自分にあった「ワーク術」を確立しておく必要があります。

もちろん、イチからオリジナルで仕事のコツをつかむのは、ムズかしいと思います。

そんなときは、うえの3冊を参考に、自分アレンジの仕事術をみつけてみてはいかかでしょう。

働くのがシンドい、働き方を変えたい──そんな人たちのヒントになれば、うれしいです。

よければチェックしてみてください。

ではまた〜。