公演日 | 2010年7月 |
収録 |
キャット 自分への誕生日プレゼントを買いに来たヤツ 猫カフェ 汚いヤツ 作家 再会 別れさせ屋 |
どうも、コント作家のりきぞうです。
きょうも、コント作品をレビューしていきます。
取りあげるのは、ラバーガール『キャット』。
4回目の単独ライブを収録したものです。
『別れさせ屋』は、夫婦の別ればなしを描いた作品。
こちらはドラマ仕立てのコントでしたね。
もちろん、ラバーガールさんなりのシュールが、ちょこちょこ入っていましたが。
全体的にユルいかんじで、よかったと思います。
『猫カフェ』
あらすじ
猫カフェにきた客(飛永)。
やさしそうな店員(大水)が対応するが、あたりにネコすがたは見えない。
現金とポイントの換金をもとめる店員に、ますますあやしむ客。
それでも「名まえを呼んだらすぐにきますよ」という
店員を信じて、「……ちゃーん」と呼んでみることに。
しかしあらわれたのは、ラジコンにのったネコのぬいぐるみで……。
ひとこと
展開はベタだけど、おもわず笑ってしまった。
「ネコちゃーん」と呼びかけたあとに、〝キュルキュル〟とタイヤの音がきこえてくる。
ツボですね。
ポイント交換のシステムもフクザツで、そのやりとりもクスクスさせられます。
『再会』
あらすじ
日曜の昼間。
競馬中継を聴いている男(飛永)のまえに、見知らぬ男(大水)がやってくる。
「気づかないのか?」
サングラスをかけた男はそれとなくヒントをあたえると、
「テリーか? 泣きむしボーイのテリーか?」と、たずねられた男はカンづく。
しかし、むかしの知人であるテリーにはちがいないが、〝2日後の未来からやってきたテリー〟だった。
さらに、男のまえにやってきたのも、
「2日前、おまえを殺そうとしたときに、未来からやってきた自分自身にジャマされた」
「だから、あらためておまえを殺しにきた」
という理由で。
とはいえ、よくよく考えてみると、このやりとりもまた、自分を殺そうしている〝いまの〟テリーをジャマしていることになり……。
ひとこと
ラバーガールさんなりの〝SFコント〟。
タイムマシンを利用したコントは、ほかの芸人さんもやっていますが、おふたりがつくると、こんなかんじになるんですね。
ストーリーはフクザツですが、はなしのテンポがゆるいため、フワフワしたキモチでみれます。
「なるほどー!」といったおどろきも、緊迫感もありません(笑)
そこがラバーガールの魅力なんですけどね。
まとめ
こんなふうに、プロットに注目してみていくと、よりいっそうコントを楽しめます。
ほかの作品でも、こんな視点に立って作品で観ています。
ちがう記事ものぞいてみてください。
ではまた。
よきコントライフを〜。