どうも、リキゾーです。
これまで、予備校講師 → ウェブディレクター → ライターと、いろんな職業にたずさわってきました。
働き方も、契約社員 → 正社員 → フリーランスと、ひと通り経験してきました。
本格的に働くまえに、大学院で経済&仕事について研究していました。
そのときから日本の生産性は問題になっていました。
先進国にくらべて、あまりに低すぎると。
それはいまも同じです。
参考:日本の労働生産性はいつ上がる?主要7か国で最下位 アジア5か国では生産性の上昇率・幅共に最低 | キャリコネニュース
きょうは、日本の生産性が低いワケについてのべていきます。
くわえて、これからも〝わりを食う〟と思われる若者&女性にむけて、どんな働き方をしたらいいのかを提案してみます。
仕事に行き詰まっている人、会社で評価が上がらすに悩んでいる人──こんな人たちの考えるヒントになればうれしいです。
目次
日本の生産性は低い
くりかえすと、日本の生産性は低いです。
それはデータからも明らかです。
先進国とくらべて、伸びていません。
ちなみに、経済成長には、人口の増加が大きく影響しますが、日本は「少子高齢化」です。
「若くて、元気な、たくさんの人たち」が、経済を底上げすることは期待できません。
となると、もはや生産効率を上げることでしか、成長を見込めないわけです。
その「生産性」が、先進国のなかで〝ビリっけつ〟です。
だから書籍等々で問題になってますし、そこはかとない憂いをおびるわけです。
生産性が低い理由=雇用が流動していない
では、生産性が上がらないイチバンの要因は何でしょう?
コレはまちがいなく「雇用が流動していない」ことです。
労働市場のなかで働き手がシャッフルです、ひとつの組織&会社に、ひとがとどまりつづけていることが原因です。
ヨーロッパでは、ひとつの「業界」にとどまりつづけ、成長を妨げているのが問題になりますが、日本はさらにせまい「会社」「組織」の段階で、働き手が固定されています。
それくらい転職する機会が少なく、人材が流れていないわけです。
雇用が流動しない理由はさまざまですが、ここではソレによって引き起こさせる弊害をみていきます。
これらが生産性を上げない要因になります。
- コンプライアンスが過剰になる
- 女性が活用されない
- 効率性を意識しなくなる
ひとつひとつカンタンにふれていきます。
① コンプライアンスが過剰になる
想像できますよね(笑)
ひとつの会社&組織に、同じ人たちが「ずっーと」とどまれば、リスクをとらなくなります。
失敗をおそれるようになり、コンプラ(という保身)が横行します。
人間の心理ですね。いまに始まったことではなく、ごくごく自然な流れです。
結果、だれも新しい挑戦しなくなり / できなくなり、なにもイノベーションが起きません。
つまり、生産性アップにつながりません。
② 女性が活用されない
日本の生産性が上がらないのは、「女性が市場に参加したからだ」みたいなはなしがあります。
こんな〝トンデモ〟はありません。
たしかに女性が、収益性のない業務(おもにサービス業)につくようになり、それが市場全体の生産性を下げているようにみえます。
しかし根本的な問題は、収益性の高いシゴトにつかせない、その会社文化・組織慣習にあります。
ハッキリいって、もうかる商品・サービスをつくれる / つくれないに、性別はカンケーありません。
金もうけがうまい女性もいれば、金銭感覚のない男性もウジャウジャいます。
根っこの問題は、収益性の高いプロジェクトなどに参加するチャンスが少ないことです。
性差による〝能力の隠ぺい〟が、イノベーションの機会をのがし、結果、生産性を下げています。
③ 効率性を意識しなくなる
雇用が流れず、働き手が固定されると、効率性を意識しなくなります。
というより、業務を効率化したところで、働く場所は同じで、評価も変わらないなら、効率性を上げるモチベーションは上がりません。
むかしは、この状態が「日本は社会主義だ」といわれた要因ですが、いまも同じようにつづいています。
だからこそ、企業はムリにでも「45歳のリストラ」を強行したり、トヨタ&経団連が「終身雇用放棄宣言」をすれ騒がれるわけです。
ちなみに、このニュースの被害者(主人公?)が、「45歳以上男性」とわかるなら、ひとつの組織&会社にとどまっているのが誰なのかわかりますよね。。
生産性の低い経済のなかの働き方
では、生産性の低い経済のなかで、どう振る舞えばいいのか。
とくに、女性(& 能力の高い若者)は、会社&組織での生産性を上げるのは、あきらめるのがベターです。
ショージキ、〝先に座った方々〟は、なかなかどいてくれません(笑)
べつにガンコになってるわけではなく、子ども・家・自動車など、会社の収入をベースにまかなっているからです。
そんな人たちに「あけてくれ」といってもムリです。
というわけで、会社&組織でのレベルアップをあきらめて、市場(顧客)から直接お金をもらう商品だったり、サービスをつくるようにしましょう。
そちらで生産性の向上をはかります。
そちらのほうがはるかに伸びしろがあり、うまくすれば、勤め人よりも豊かになれます。
具体的なやり方はいろいろですが、まずはネットを利用したビジネスをはじめるといいです。
実店舗を出したりするよりも、コストが低く、リスクも低いです。
生産性の低い経済にとどまるか、それとも……
もちろん、みんながみんなが、生産性の低い会社&組織をはなれる必要はありません。
月30万円の生活保障とひきかえに、ながながとどまっていてもいい。
ただし、これからAIとロボティクスを中心とした自動生産の時代にやっていけるかどうか。
キカイと退屈なたたかいをくりかえし、自身の尊厳を保つことができるか──そこが問題になります。
まとめ
日本の生産性の低さについてのべてきました。
おそらく日本の生産性は、しばらくのびません。
日本経済は、会社&組織メインでまわり、いままでそれでやってきたからです。
とはいえ、個人レベルでみたときには、悲観する必要もありません。
とくに女性&若者は、じかに市場に向き合って、自身の生産性を伸ばせばいいからです。
「生産性」とは、「成果物 / 作業量」の比率をさすだけの概念であり、だれのものでもないからです。
あなた個人が、上げればいいわけです。
というわけで、会社&組織のダラダラをしり目に、効率よく仕事に取り組んでいきましょう。
ではまたー。