どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワードは?
・この時代のポイントは?
きょうは、この問いに答えていきます。
答えは、つぎのとおり。
・東インド会社
・香辛料貿易
・グロティウス
この記事では、つぎの本を参考にしました。
目次
オランダの独立① ─ 独立戦争

オランダ独立のきっかけは、
でした。
さらに、ネーデルラント地域ではプロテスタントを支持していました。
しかしそれを無視して、ローマ教皇とつながりの深いスペイン皇帝が、民衆にカトリック支持を強要します。
このことも人びとの不満を高める原因となりました。
重税&宗派強要により、貴族とカルヴァン派の商工業者たちは帝国にたいして反旗をひるがえします。
戦争の展開
戦争は1568年に始まり、以後、1609年に休戦協定をむすび、1648年のウェストファリア条約でもって国家として承認されます。
そのためにオランダ独立戦争は「八十年戦争」ともよばれたりします。
戦争の流れは、つぎのとおりです。
・南部10州(旧教)の脱落
・北部7州(新教)でのユトレヒト同盟の結成
1581年:
・ネーデルラント連邦共和国の独立宣言
・オラニエ公ウィレムが総督に就任
1609年:
・休戦=事実上の独立
1648年:
・ウェストファリア条約による国家承認
ポイントは、全ネーデルラントがスペインから独立したわけではなく、
ことです。
南部10州はひきつづきスペインの統治下に入り、ずっとあとになってベルギーとして独立を果たします。
なお「オランダ」と名前は、北部7州のひとつである「ホラント州」に由来します。
オランダの独立② ─ 経済発展

独立したネーデルラントは、
・毛織物工業の生産
・造船業発展にともなう海外貿易
により、経済面で大きく発展します。
具体的には、つぎのエリアと積極的に貿易をおこないました。
- バルト海沿岸
- アジア諸国
- アメリカ大陸
それぞれのようすを、かんたんにみていきましょう。
バルト海沿岸
バルト海貿易では、東ヨーロッパ諸国で生産される穀物を西ヨーロッパに運び、中継貿易から大きな利益を獲得します。
あつかった品物は小麦や大麦などのほか、造船に必要な材木や、食料としては欠かせないニシンなどの魚もふくまれていました。
アジア諸国
アジア諸国にかんしては、東インド会社を設立し、中継貿易をほぼ独占しました。
東インド会社主導のもと、東南アジアにパラヴィアをたてたうえで、香辛料貿易による利益をすべて手の中におさめました。
そのさい、アンボイナ事件をおこし、いざとなれば武力行使も辞さないかまえでした。
さらに台湾を占領し、日本&中国とのアジア内貿易にも入りこみます。
また南アフリカの南端には、ケープ植民地をたて、インドとの海洋交易路を確保します。
アメリカ
アメリカにむけては、こちらも西インド会社を設立し、大西洋貿易の覇権をねらいます。
北アメリカ大陸には、ニューアムステルダムをたて、そこを拠点に、海洋交易をおこないました。
そのさい、
・シエラレオネ(アフリカ大陸)
・アムステルダム(ヨーロッパ)
といったかたちで、いわゆる三角貿易を展開します。
オランダの独立③ ─ 国内の繁栄

海外貿易を積極的におこなうことで、ネーデルラント国内も大いに発展します。
独立戦争のあと、都アムステルダムは繁栄をきずき、争いによって荒れたアントウェルペンに代わって、首都の役割を担うようになります。
外国との貿易がさかんだったことから、アムステルダムは、国際金融&国際商業の一大センターとなっていきます。
当然ながら文化も発達し、この時期に
・フェルメール(画家)
・デカルト(哲学者)
などが、ネーデルラントを拠点に活動していました。
なかでもグロティウスによる『海洋自由論』の発表は重要で、本書の影響より国際関係のルールがある程度、定められました。そのためグロティウスは「国際法の父」ともよばれています。
オランダの独立④ ─ 衰退

しかし17世紀後半になると、ネーデルラントはじょじょに衰退していくことになります。
要因はさまざまですが、おもなところだと、つぎの3つがあげられます。
・足腰の弱い国内産業
・英蘭戦争による敗北
とくに貿易覇権をめぐるイギリスとの争いは重要で、小競り合いをくりかえすなかで、ついに英蘭戦争で決定的な敗北をきっすることになります。
戦争に負けたことで、それまでネーデルラント経済の柱だった金融業&出版業が、イギリスへと移ります。
それ以降、ネーデルラントは経済の中心から外れ、じょじょに衰退していくことになります。
おわりに
オランダの独立についてみてきました。
まとめると、こんなかんじです。
・東インド会社
・香辛料貿易
・グロティウス
この記事が、オランダの独立を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。
では、また。




