国際連合の成立 ─ 常任理事国・目的・意味・国際連盟との違い【歴史をわかりやすく解説】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・国際連合について知りたい
・大事なキーワードは?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・大西洋憲章
・サンフランシスコ会議
・安全保障理事会
・ユネスコ
・国際労働機関
・世界保健機関
ポイント
・国際連合は、国際平和機関の再建を目的に大西洋憲章で提起され、サンフランシスコ会議で正式に発足された
・国際連盟との違いは、大国による拒否権、軍事制裁権、総会での多数決があること

この記事では、つぎの本を参考にしました。

国際連合の成立① ─ 背景

大西洋憲章を作成した大西洋会談

国際連合のきっかけは大西洋憲章です。

これはルーズベルト大統領とチャーチル首相との話し合いで提案されました。

その内容は、

第二次大戦後の世界で、国際平和機構を再建する

というものでした。

大西洋憲章は連合国共同宣言で承認をうけ、ソ連をふくむ26カ国が賛同を表明しました。

さらにその2年後には、アメリカ&イギリス&ソ連&中国によって国際連合憲章の草案が作成されます。

また、対ドイツの戦後処理を決めたヤルタ協定では安全保障理事会での大国拒否権を定めます。

以上のプロセスを経てサンフランシスコ会議が開催され、参加した50カ国のもと国際連合憲章が採択されます。

そしてその3ヶ月後に正式に国際連合が発足します。

国際連合の成立② ─ 実態と問題点

サンフランシスコ会議

国際連合の本部はアメリカのニューヨークにおかれました。

また定期的に総会が開かれ、議決内容はそれぞれの国がもつ1票で決まります。

国際連盟では全会一致が原則でしたが、実現困難だったため、国際連合では多数決制に変更されました。

国連組織の大きな柱が安全保障理事会です。ここで紛争解決を目的した、

・経済制裁
・軍事制裁

が決議されます。

すべての国連参加国が議決票をもっていますが、常任理事国の1カ国でも拒否権を発動をすれば、提案条項は認められません。

発足当初の常任理事国は、

・アメリカ
・イギリス
・フランス
・ソ連
・中国

の5カ国でした。

みてわかるとおり、こののちの冷戦体制ではアメリカとソ連の意見が合わず、片方が提案すれば、もう片方が拒否する、といった状況がつづきます。

そのため国際連盟と同じく、国際連合もまた実効性にとぼしいと非難されるようになります。

いっぽう国際連合では、安全保障理事会のほか、専門機関と連携した機関が存在します。

おもな組織はつぎのとおりです。

・ユネスコ
・ILO(国際労働機関)
・WHO(世界保健機関)

おわりに

国際連合の成立をみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・大西洋憲章
・サンフランシスコ会議
・安全保障理事会
・ユネスコ
・国際労働機関
・世界保健機関
ポイント
・国際連合は、国際平和機関の再建を目的に大西洋憲章で提起され、サンフランシスコ会議で正式に発足された
・国際連盟との違いは、大国による拒否権、軍事制裁権、総会での多数決があること

この記事が、国際連合の成立を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。