ツヴィングリとカルヴァンの宗教改革 ─ 都市・スイス・理由・出身【世界史】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・ツヴィリングとカルヴァンの宗教改革について知りたい
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・『キリスト教綱要』
・ユグノー
・ピューリタン
重要人物
・ツヴィングリ
・カルヴァン
ポイント
・カルヴァンは予定説をとなえて、ジュネーブをプロテスタントによる宗教改革の拠点とした

この記事では、つぎの本を参考にしました。

ルターの宗教改革は、ヨーロッパ各地に影響をあたえます。

以下、

  • ツヴィングリ
  • カルヴァン

のふたりにスポットをあてて、改革のなかみをみていきしょう。

ツヴィリングとカルヴァンの宗教改革① ─ ツヴィングリ

ツヴィリング

ルターと同世代のツヴィングリは、スイスのチューリッヒで宗教改革をおこします。

エラスムスとルターの影響をうけた彼は、ふたりと同じく教会による贖宥状販売を批判し、聖書第一主義の立場をとります。

しかしのちにルターと決別し、カトリックを支持する諸侯との戦いに敗れ、そのまま亡くなります。

なお、ツヴィングリの影響もあって、スイスではプロテスタント派が優勢となります。

ツヴィリングとカルヴァンの宗教改革② ─ カルヴァン

カルヴァン

ルターよりもひとつ下の世代に属するカルヴァンは、もともとはフランスの宗教改革者でした。

その後スイスに亡命し、都バーゼルを拠点に改革運動に乗りだします。

『キリスト教綱要』の出版

宣教するかたわら、広く影響をあたえるため『キリスト教綱要』を出版します。

おもな内容は、

・聖書第一主義=徹底した福音主義
・長老制
・予定説

の3点です。

長老制とは、

カトリックがとる司祭制を廃止し、牧師と、信徒の代表である「長老」が、教会運営にあたる制度

のことです。

予定説とは、

人間の救済は神によってあらかじめ決まっていて、人間の意志や善き行いとは無関係

という考えです。

予定説は広く支持をうけ、カルヴァンはジュネーブに招かれて、よりいっそう過激な改革運動を展開していきます。

神の絶対主権をとなえ、厳格な禁欲主義をうったえ、神政政治をおこないます。

なお、のちの社会学者マックス=ヴェーバーは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』のなかで、

勤勉かつ禁欲的な職業活動が神への敬意につながるいっぽう、そんなおのれにきびしい労働が(逆説的に)営利追求と蓄財をうながし、資本主義経済における職業倫理をかたちづくった

と、主張しました。

ユグノー&ピューリタンの誕生

予定説をとなえたカルヴァンはジュネーブに拠点を移し、その地で大学を設立します。

その後ジュネーヴ大学は、プロテスタント神学研究&プロテスタント信仰の総本山となります。また大学からは、宣教師がヨーロッパ各地に派遣され、プロテスタント信仰が広まっていきます。

マックス=ヴェーバーの説から分かるとおり、カルヴァン派は商工業者のあいだに広まり、ヨーロッパの国ごとにつぎのようによばれるようになります。

・フランス → ユグノー
・ネーデルラント → ゴイセン
・イングランド → ピューリタン
・スコットランド → プレスビデリアン

おわりに

ツヴィリングとカルヴァンの宗教改革についてみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・『キリスト教綱要』
・ユグノー
・ピューリタン
重要人物
・ツヴィングリ
・カルヴァン
ポイント
・カルヴァンは予定説をとなえて、ジュネーブをプロテスタントによる宗教改革の拠点とした

この記事が、ツヴィリングとカルヴァンの宗教改革を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。