どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワードは?
・この時代のポイントは?
きょうは、この問いに答えていきます。
答えは、つぎのとおり。
・ニュルンベルク国際軍事裁判所
・極東国際軍事裁判(東京裁判)
この記事では、つぎの本を参考にしました。
以下、ドイツと日本にたいする連合国による戦後処理についてみていきましょう。
目次
戦後処理の歴史① ─ ドイツ

ドイツにかんしては、
・イギリス
・フランス
・ソ連
の4カ国で分割占領と共同管理がなされました。
そのさい主要都市ベルリンも4つに分割されます。
各国はドイツの民主化と非ナチス化を目標にかかげ、まずはニュルンベルク国際軍事裁判を開きます。
そこでは戦争の指導者にたいして、戦争犯罪が追及され、裁判手続きにもとづき、それぞれの犯罪人が罰せられていきます。
いっぽうドイツ領土にかんしては、ナチスが占領した東部をポーランドとソ連に返還します。
また併合したオーストリアをふたたび分離し、しばらくのあいだアメリカ&イギリス&フランス&ソ連によって分割占領することで合意します。
戦後処理の歴史② ─ 日本

敗戦後の日本については、連合軍が占領します。とはいっても実質はアメリカ軍による単独統治でした。
ドイツと同じく、日本にたいして、
・財閥の解体
・農地改革
・教育改革
などをおこない、軍事国家の引きがねとなった要因をつぎつぎと排除していきます。
その一環として、敗戦後の約2年後には日本国憲法も制定されます。
また極東国際軍事裁判(東京裁判)では、こちらもドイツと同じく戦争犯罪人を裁判手続きにもとづき処罰していきます。
いっぽう日本の領土については、すべての海外植民地が剥奪されます。そこには南樺太と千島もふくまれていました。
また旧満州国と台湾は中国に返還され、朝鮮半島はアメリカとソ連で分割統治をおこないことになります。
おわりに
戦後処理の歴史をみてきました。
まとめると、こんなかんじです。
・ニュルンベルク国際軍事裁判所
・極東国際軍事裁判(東京裁判)
この記事が、戦後処理を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。
では、また。