どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?
きょうは、この問いに答えていきます。
答えは、つぎのとおり。
・門戸解放
・革新主義
・カリブ海政策
・パナマ運河開通
・セオドア=ルーズベルト
・ウィルソン
この記事では、つぎの本を参考にしました。
南北戦争と大陸間横断鉄道開通を経たアメリカは、国民国家の建設を着々と進めていきます。
さらに第二次産業革命により、19世紀に入る前までにイギリスを抜いて、世界一の工業国になりました。
いっぽうで横断鉄道が開通されたことにより、西に伸びたフロンティアが消滅します。ここからアメリカは本格的に対外進出を始めていきます。
目次
帝国主義時代のアメリカ① ─ 海外膨張政策

ときの大統領マッキンリーはカリブ海政策をおこない、アメリカ南部の経済覇権を手中におさめていきます。
アメリカ=スペイン戦争をおこし、勝利したあとエルトリコを獲得します。
また太平洋側ではハワイ王国の独立を阻止したあと、かれらの領土をアメリカに併合します。
その後さらに西側に手をのばし、フィリピン共和国に攻撃をしかけ反対勢力を弾圧したあと、植民地にしていきます。
いっぽうアメリカ本国では、国務長官のジョン=ヘイが門戸開放を宣言し、中国進出の方針を打ちだします。
帝国主義時代のアメリカ② ─ セオドア=ルーズベルト

つづいて大統領に就いたセオドア=ルーズベルトは、国内ですすむ独占資本の弊害をとりぞいていきます。そのさい企業側の主導者は、ロックフェラー&モルガングループでした。
セオドア=ルーズベルトは、反トラスト法を発動し、独占企業を解体させたうえで、マーケットの健全化をはかります。
また独占企業の恩恵にあずかれなくった労働者にたいしては革新主義のもと、さまざまな保護政策をうちだしていきます。
アメリカ国内では帝国主義政策に反するような独占解体をおこなったルーズベルトですが、海外にたいしては他の帝国列強と同じく、植民地政策をちゃくちゃくとすすめていきます。
彼の外交は「棍棒外交」とよばれました。
カリブ海政策ではコロンビアからパナマを独立させパナマ運河を開通させます。これにより、南米における経済覇権をにぎることになりました。
帝国主義時代のアメリカ③ ─ ウィルソン

つづいて就任したウィルソン大統領は、民主党から選出されたにもかかわらず、共和党だったルーズベルトの政策をそのまま継続します。
国内では「新しい自由」をかかげ、ルーズベルトが提唱した革新主義を継続します。
また海外にたいしては南米諸国に目をむけ、アメリカ民主主義の優位性を説いたうえで、ラテンアメリカでの影響力を高めていきます。
おわりに
帝国主義時代のアメリカをみてきました。
まとめると、こんなかんじです。
・門戸解放
・革新主義
・カリブ海政策
・パナマ運河開通
・セオドア=ルーズベルト
・ウィルソン
この記事が、帝国主義時代のアメリカを理解するさいのヒントになれば、うれしいです。
では、また。
 
                






