英仏植民地戦争 ─ アメリカ・プラッシーの戦い・フレンチ=インディアン戦争【わかりやすく解説】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・英仏植民地戦争について知りたい
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・カーナティック戦争
・プラッシーの戦い
・アン女王戦争
・ジョージ王戦争
・フレンチ=インディアン戦争
重要人物
・クライブ
ポイント
・イギリスは、ヨーロッパ大陸での七年戦争のときに、インドと北アメリカでフランスをやぶり、植民地を獲得した

この記事では、つぎの本を参考にしました。

三角貿易の成立など世界のマーケットが一体化するなかで、ヨーロッパ各国の植民地競争も激しさを増していきます。

オランダが経済覇権国からしりぞいたあと、海外市場をめぐり火花をちらしたのが[イギリス vs フランス]でした。

以下、両国の争いをみていきましょう。

英仏植民地戦争① ─ インドの争奪戦

プラッシーの戦いでのイギリス軍

南インドでは、経済利益をめぐりカーナティック戦争がおこりました。

戦いのはじめは、インド総督デュプレクスの活躍からフランス優位にすすみました。けれど彼が本国に帰還したのち、両国の形勢は逆転し、さいごはイギリスの勝利におわります。

いっぽう北インドではプラッシーの戦いがおこります。

これはイギリス駐屯軍にたいして、ベンガル太守の軍人たちが反旗をひるがえしたもので、そこへフランス軍が味方し、英仏による戦いへと発展しました。

結果は、軍人クライブの活躍によりイギリスが勝利を果たします。これによりインドからフランス勢を追いだし、ベンガル地方&ビハール地方の徴税権を獲得します。

この争いをきっかけに、イギリスによるインド支配は決定的となります。

英仏植民地戦争② ─ 北アメリカ植民地の争奪戦

フレンチ=インディアン戦争

いっぽう西方の北アメリカ大陸でも、植民地争いがくりかえされます。

おもな戦いは、つぎの3つです。

・アン女王戦争
・ジョージ王戦争
・フレンチ=インディアン戦争

アン女王戦争では、イギリスの勝利におわり、ユトレヒト条約がむすばれます。

条約締結により、

・ニューファンドランド
・アカディア
・ハドソン湾地方

などの地域が、フランスからイギリスへ譲り渡させることになります。

くわえて、

・ジブラルタル
・ミノルカ島

が、スペインからイギリスへ譲渡されています。

ジョージ王戦争は、イギリス優位で運ぶものの、両国ともこれといった成果はありませんでした。

アーヘン条約がむすばれ、一部ルイプール地域がフランスに返還されただけで、領地争いは解決されませんでした。

フレンチ=インディアン戦争では、こちらもイギリス優位ですすみ、勝利のあと、パリ条約がむすばれます。

これにより、

・ルイジアナ(ミシシッピ川東域)
・セネガル

が、フランスからイギリスへ譲渡されました。

また、スペインからイギリスへはフロリダが、フランスからスペインへはルイジアナ(ミシシッピ川西域)が譲り渡されています。

なお、以上3つの戦いは、つぎのようにヨーロッパ本国の戦争と連動していました。

・アン女王戦争 ⇄ スペイン継承戦争
・ジョージ王戦争 ⇄ オーストリア継承戦争
・フレンチ=インディアン戦争 ⇄ 七年戦争

本国での戦況が、植民地での戦いにも影響をおよぼしていました。

英仏植民地戦争③ ─ 両国への影響

パリ条約でのイギリス使節団

英仏植民地戦争は、各国にさまざまな影響をあたえました。

争いによってフランスは、

・インドからの撤退
・北アメリカ植民地の喪失

を余儀なくされます。

いっぽうイギリスは、インド&北アメリカ市場をにぎることになり、これがのちの産業革命をもたらす資本蓄積へのつながっていきます。

その後、近代の時代にはいると、フランスも巻き返しをはかります。

アメリカ独立戦争では13州植民地を支援し、イギリスに対抗します。

また、フランス革命&ナポレオン戦争をつうじてイギリスと争い、第2次英仏戦争など世界各地で植民地争いをくりかえします。

とはいえ、英国の経済覇権はそのままで、以後イギリスは大英帝国として、世界経済を牛耳っていくことになります。

おわりに

英仏植民地戦争をみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・カーナティック戦争
・プラッシーの戦い
・アン女王戦争
・ジョージ王戦争
・フレンチ=インディアン戦争
重要人物
・クライブ
ポイント
・イギリスは、ヨーロッパ大陸での七年戦争のときに、インドと北アメリカでフランスをやぶり、植民地を獲得した

この記事が、英仏植民地戦争の理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。