中国の国民革命 ─ スローガン・革命軍・第一次国共合作・五・三〇運動・北伐・南京国民政府【世界史】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・中国の国民革命について知りたい
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・中国国民党/中国共産党
・第一次国共合作
・「連ソ・容共・扶助工農」
・五・三〇運動
・北伐
・浙江財閥
・中華ソビエト共和国臨時政府
重要人物
・蒋介石
・張作霖
・張学良
・毛沢東
ポイント
・第一次国共合作後、北伐により中国国民党軍が国内統一を果たしたが、ふたたび国共は分裂し、内戦状態におちいった

この記事では、つぎの本を参考にしました。

国民革命とは、

軍閥支配の中国国民党を、協力した国民党と共産党がうちたおし、中国統一を果たした運動

のことです。

以下、国民革命の流れを、[背景 → 展開]の順でみていきます。

中国の国民革命① ─ 背景

蒋介石(左)と孫文(右)

国民党は孫文によって結成されました。辛亥革命からの失脚後、日本にいた彼は五四運動の動きを知ります。

大衆の力に期待をいだいた孫文は、秘密結社である中華革命党をつくり、つづいて人びとに開かれた大衆組織である中国国民党を設立します。

辛亥革命で失敗している彼は、ソ連のコミンテルンの援助をうけながら、党や軍の組織づくりを学びます。

いっぽう文学革命の主導者である陳独秀は、コミンテルン指導のもと上海で中国共産党を結成します。

しかし、当初は初代委員長である陳独秀をおしていたコミンテルンは、中国国民党の影響力を考慮して、孫文側をおし、中国革命の中心である、と認定します。

それにより、国民党(孫文)と共産党(陳独秀)の対立が鮮明になっていきます。

けれど、これ以上の国内混乱は得策ではないと判断した陳独秀は、共産党員が個人の資格で国民党に入ることを認める国民党改組をおこないます。

ここに第一次国共合作が成立し、

・連ソ
・容共
・扶助工農

のスローガンがうたわれました。

中国の国民革命② ─ 展開

上海クーデター時の共産党員たち

国共合作が成立した翌年、国民党の主導者だった孫文が亡くなります。

それと前後して、労働者による反帝国主義運動五・三〇運動がおこります。

これにより民主化運動は全国に広がり、国民党は広州国民政府を樹立します。

勢いにのった国民党は、軍閥打倒&中国統一をめざし、いわゆる「北伐」を開始します。

総司令には孫文の信頼をえた蒋介石が就き、国民革命軍として広州から軍を北へすすめていきます。

これにより南京と上海の占領に成功します。

しかしつづく翌年には、上海クーデターがおこります。

これは共産党と労働者の勢力拡大に危機感をいだいた海外列強と、蒋介石ひきいる国民党軍がひきおこしたものでした。

上海の銀行資本をになう浙江財閥のあと押しをうけた蒋介石は、それまで協力関係にあった共産党軍を弾圧します。

これにより国民党と共産党は分裂し、共産メンバーを追放した蒋介石は、彼を主席としたうえで南京国民政府を樹立します。

張作霖爆殺事件

共産党をしりぞけた国民党は、中国統一のため、ひきつづき北伐を再開します。

南満州をおさえる日本は、この動きに警戒をいだき、ときの田中義一内閣は山東省に軍をおくり、北伐を阻止しようとします。

しかし、勢いの止まらない北伐軍はそのまま北京を占領します。

これに危機感をいだいた日本軍は、奉天軍閥の張作霖が東北部へ撤退したのをねらい、彼を爆殺したうえで[北京 − 南満州]間の領土をおさめようとします(張作霖爆殺事件)。

日本の犯行に憤慨したのが、張作霖の息子である張学良で、ほんらい敵対していたはずの国民政府に、日本軍討伐のために帰順をしめすことになります。

これにより、いまだ張学良がおさめていた北京東北部が併合され、ここに北伐が完成することになります。

中華ソビエト共和国臨時政府

いっぽう、国民党から追放された共産党は、国共分裂後、中国の各都市で武装蜂起を決行します。

しかしどれも国民党軍の鎮圧に合い、どれもうまくいきません。

そこで都心での運動をすてて、「土地革命」をかかげた農村での根拠地建設に政治方針を転換させます。

湖南省&江西省の山岳地帯では、毛沢東にきいる共産党部隊紅軍が、根拠地をつぎつぎに建てていきます。

つづいて毛沢東は、ソ連共産党による支援のもと中華ソビエト共和国臨時政府を設立します。

首都は江西省の瑞祥におかれ、主席には毛沢東が就きました。

おわりに

中国の国民革命をみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・中国国民党/中国共産党
・第一次国共合作
・「連ソ・容共・扶助工農」
・五・三〇運動
・北伐
・浙江財閥
・中華ソビエト共和国臨時政府
重要人物
・蒋介石
・張作霖
・張学良
・毛沢東
ポイント
・第一次国共合作後、北伐により中国国民党軍が国内統一を果たしたが、ふたたび国共は分裂し、内戦状態におちいった

この記事が、中国の国民革命を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。