どうも、りきぞうです。
大学のころから、哲学に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・哲学書にあたってきました。
なかでも、ルソーの著作には、長く親しんできました
同じように、読んでみようかなぁと思う人もいるかと。
とはいえ、
・たくさんありすぎて、どれから読めばいいのか分からない
・とくにおすすめの著作は、どれ?
─ こんな悩み&疑問をいだく人も多いはず。
そこで、この記事では、おすすめのルソー作品をあげていきたいと思います。
結論を先にいうと、つぎのとおり。
りきぞう
・読むべき本は、『社会契約論』『学問芸術論』『エミール』の3冊
・晩年の作品なら、『孤独な散歩者の夢想』がおすすめ
以下、概要&感想をのべつつ、読むべきルソー作品を、5つあげていきます。
目次
『社会契約論』
| 出版年 | 1762年 |
| 目次 |
最初の社会 最強者の権利について 奴隷制度について つねに最初の合意に溯るべきこと 社会契約について(ほか) |
ルソー中期〜後期の作品です。
テーマは、国家と人民のカンケー。
あまりに有名なので、説明は不要かもです。
社会のしくみについて、自然状態のはなしから始めます。
さいごには、社会契約&一般意志にもとづく国家論を構想しました。
当時のフランスは革命前で、王権のチカラが強力でした。
そのなかで王国&教会の権力を否定する考えを示したことで、国を追われるようになりました。
いまでは民主国家の憲法のベースになっている思想です。
あらためて民主主義を考えるうえでは、目にしておきたい1冊です。
『学問芸術論』
| 出版年 | 1750年 |
| 構成 | 全1章 |
ルソー初期の作品。
懸賞論文で、この作品でルソーの名まえは、フランス国に広まりました。
テーマは、学問&芸術が人びとにあたえる影響について。
「学問と芸術は、人間の徳に寄与したか?」という問いに、ルソーが答えるというかたちをとっています。
・ぜいたくがもたらす不平等への訴え
・原始社会(自然状態)の賛美
などなど、以降のルソー思想のコアが、いろいろみられます。
かれ自身の考えをコンパクトに知るには、おすすめの1冊です。
とはいえ、いまのひとからみたら、じゃっかんナイーブにみえるかもですね。
そこがルソーの良さだったりしますが。
『エミール』
| 出版年 | 1762年 |
| 構成 |
序文 第1編 幼年時代 第2編〜第3編 少年時代 第4編 青年時代 第5編 女子教育 |
ルソー中期の作品です。
こちらもあまりに有名で、説明は不要かもです。
テーマは、教育論。
少年「エミール」の誕生〜結婚までを小説スタイルで記述していきます。
そのうえで、
・児童の本性を尊重したカリキュラムの重視
など、ルソーなりの教育思想が展開されます。
あまりに有名なので、いまさら手にとるのは億劫かもです。
とはいえ、あらためてみると、自身が学習・勉強するうえてま、いろいろ参考になるトコもあります。
小説形式なので、一つの物語として読んでみるといいかもです。
『孤独な散歩者の夢想』
| 出版年 | 1778年 |
| 構成 | 第一の散歩〜第十の散歩 |
ルソー後期の作品です。
晩年に国を追われ、ひとり孤独で過ごすルソーが、つづったエッセイになります。
これまでの生涯をふりかえり、
・孤独になった人間は、人間たりうるのか?
などなど、思索とも妄想とも思えない記述がつづいてきます。
ルソーのなかでも、特異な位置をしめる作品です。
分量もほどよく、語り口もやさしい。
とはいえ、はなしの内容が内容だけに、読む人を選ぶかもです。
『人間不平等起源論』
| 出版年 | 1755年 |
| 構成 | 全2部 |
ルソー初期の作品です。
『学問芸術論』で、全国区になったルソーが、つづいて出した著書です。
テーマはタイトルどおり、
について。
文明以前の社会が、どのようなものだったのか ─ ルソーなりの思考が展開されます。
のちの『社会契約論』における自然状態につながるおはなしです。
その意味では大事かもですが、本書だけ読むと、ルソーの理想・妄想をづづったような記述がつづきます。
というのも、原始社会は、つねに侵略&自然災害におびえる状態でした。
かれのいうように、人びとは平等で、平和を謳歌しているとは、とてもいえないからです。
なので『社会契約論』の前提となるはなしかぁと一歩ひいた目線で読むのが良いかと思います。
まとめ
まとめると、
りきぞう
・読むべき本は、『社会契約論』『学問芸術論』『エミール』の3冊
・晩年の作品なら、『孤独な散歩者の夢想』がおすすめ
ぜひ、ルソー作品を読むうえで、参考にしてみてください。
ではまた〜。






