ジェインオースティン ─ おすすめの作品 まとめ

どうも、りきぞうです。

大学のころから、文学に親しんできました。

大学院時代〜社会人時代にかけても、ひんぱんに作品にあたってきました。

古典作品については、300本以上、読んでいます。

なかでも、ジェインオースティン作品には、楽しませてもらいました。

同じように、読んでみようかなぁと思う人もいるかと。

とはいえ、

・そもそも全部で何作品あるの?
・たくさんありすぎて、どれからみたらいいいのか分からない
・おすすめの著作は、どれ?

─ こんな悩み&疑問をいだく人も多いはず。

そこで、この記事では、おすすめのジェインオースティン作品をあげていきたいと思います。

結論を先にいうと、つぎのとおり。

りきぞう

ジェインオースティンの著書は、全6作品
おすすめは『高慢と偏見』『エマ』『説得』の3冊
モラルをテーマした作品なら、『マンスフィールド・パーク』がおすすめ

いまのところ、ジェインオースティン作品は、ぜんぶで「6作品」あるといわれています。

一覧は、以下のとおり。

・『分別と多感』(1811年)
・『高慢と偏見』(1813)
・『マンスフィールド・パーク』(1814年)
・『エマ』(1816年)
・『ノーサンガー・アビー』(1817年)
・『説得』(1818年)

そのなかでも、『高慢と偏見』『エマ』『説得』の3本がおすすめ。

どれも、ジェインオースティンお得意の「皮肉」「ユーモア」が堪能できます。

いっぽうで、かのじょにはめずらしく、モラルをテーマにした作品なら、『マンスフィールド・パーク』が良いです。

やや長いですが、文体・ストーリー展開がうまいので、わりとすんなり読めてしまえます。

ちなみに、わたしはすべて、 中野訳で読みました。

日本語の小説を読んでいるような文章で、しぜんとストーリーを味わえます。

以下、それぞれの作品にたいして、概要&感想をのべていきます。

ジェインオースティン作品を読むうえでの参考にしてみてください。

『高慢と偏見』

出版年 1813年
目次 全61章

ジェインオースティン初期〜中期の作品。

ベネット家には、未婚のむすめが5人。

資産もないため、母親は、お金もちの相手と結婚させようといそぐ。

そんなとき、ちかくの邸宅に、資産家の「ビングリー」がやってくる。

チャンスとばかりに、むすめとのつながりをもたせる母。

期待どおり、長女ジェインと、ビングリーは惹かれあう。

いっぽう、ビングリーの友人・ダーシーにたいしては、母も、次女エリザベスも〝最悪の印象〟をもつ。

同じく資産家だが、エラソーで、愛想がなく、身分の低い相手をさげすむ ─ 。

さらに、ダーシーのわるいウワサを耳にするエリザベスは、ダーシーを「高慢なヤツ」とみなす。

けれど、ダーシーのほうは、エリザベスに惹かれ、告白 ─ 。

おどろくエリザベスだったが、高慢とみなす相手のプロポーズをことわる。

しかしその後、ダーシーにたいする印象・判断を〝くつがえす〟ようなできごとが、つぎつぎ起こり……。

メインテーマは、認知と錯誤です。

恋愛小説のカタチをとっていますが、

ひとの判断は、どれほど〝いいかげん〟で、いかに思いこみに支配されるか

というコトをあつかいます。

文体はカンタンなのに、あつかうテーマは深い。

まさに、第一級の古典作品です。

評価
長さ
(3.0)
難易度
(3.0)
面白さ
(5.0)
おすすめ度
(5.0)

『エマ』

出版年 1816年
目次 全10章

ジェインオースティン中期〜後期の作品です。

〝恋のキューピット役〟ばかりしているエマ ─ 。

古くからの友人、紳士「ナイトリー」に好意をよせ、自身の恋愛と向きあうことに。

彼とのやりとりをつうじて、自分の弱点・内面を見つめなおす。

『高慢と遍歴』に、はなしのパターンは似ています。

おっせかいやきで、皮肉屋のエマ ─ 高飛車なかのじょが、ナイトリーと会話・やりとりから、自身の弱さを、あらためて発見する、といったながれです。

『高慢と偏見』の別バージョンといったかんじですが、〝ひねくれ度〟でいえば、エリザベスよりもエマのほうが上です。

『高慢と偏見』の世界が好きなら、かならずハマると思います。

評価
長さ
(3.0)
難易度
(3.0)
面白さ
(5.0)
おすすめ度
(5.0)

『説得』

出版年 1817年
目次 全21章

ジェインオースティン後期の作品。

生前最後の小説です。

エリオット家の次女「アン」。

海兵「ウェントワース」と付き合っていたが、相手が貧しいという理由から結婚を反対される。

家族から説得にあうアンは、なくなく結婚をあきらめる。

8年後、家計が苦しくなったエリオット家は、所有していた邸宅を貸し出すことに。

借りた持ち主は、海軍のクロフト提督。

しかしかれの妻の弟こそが、かつてアンが別れたウェントワースだった。

さらにむかしとちがい経済面でも恵まれていた。

ふたたび想いをつのらせるふたりだったが……。

ちょっとした事件はあるものの、『高慢と偏見』『エマ』とくらべて、はげしい展開はありません。

主人公のアンも、エリザベス or エマにくらべて、皮肉屋でも高飛車でもない。

笑える作品ではないものの、哀愁にみちて、どこか〝しみじみ〟させます。

じっくり思わせる作品が好きな人には、おすすめです。

評価
長さ
(3.0)
難易度
(3.0)
面白さ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『マンスフィールド・パーク』

出版年 1814年
目次 全3巻

ジェインオースティン中期の作品です。

カラダが弱く、内気なファニー。

子どものころ、男爵家に引き取られるものの、伯母の嫌がらせにあい、耐える生活をおくったいた。

月日はながれ、観察力がするどくなったかのじょは、じょじょに、いとこ「エドマンド」に好意をよせるように。

いっぽう、男爵家の人びとは、ちょっとした悪さをくりかえし、見るに耐えない生活をおくる。

周囲の者たちにたいして、ファニーは、毅然とした態度で接して……

こちらも『説得』と同じように、これといった事件は起きません。

はなしのテーマは、恋愛というより「徳」。

そのため、ほかの作品にくらべて、ちょっとかたくるしい内容です。

とはいえ、はなしの展開がうまく、つい先を読みすすめたくなります。

オースティンのなかで、もっとも長い小説ながら、飽きない作品です。

評価
長さ
(4.0)
難易度
(3.0)
面白さ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

『分別と多感』

出版年 1811年
目次 全44章

オースティン初期の作品です。

いちばん最初に出発された小説です。

姉「エリナー」は知的で分別がある。

いっぽう妹「マリアン」は、多感で、すこしおバカ。

そんななか、エリナーは地味ながらもまじめなエドワードに好意をよせる。

いっぽうマリアンは、イケメンで恋多き「ウィロビー」と付き合うことに。

あまりにお似合いなため、ふたりにはさまざまな人びとから「嫌がらせ」をうけて……。

対照的なふたりの性格を軸に、物語が展開していきます。

最初の作品ということで、ストーリーのながれがわかりやすく、さらっと読んでいけます。

ただあまりに単純なおはなしに、物足りなさを感じてしまうかもです。

オースティンが、どんな作品を書いていたのかぁと知りたいなら、読んでおいたほうがいいです。

評価
長さ
(3.0)
難易度
(2.0)
面白さ
(4.0)
おすすめ度
(4.0)

まとめ

まとめると、

りきぞう

ジェインオースティンの著書は、全6作品
おすすめは『高慢と偏見』『エマ』『説得』の3冊
モラルをテーマした作品なら、『マンスフィールド・パーク』がおすすめ

ぜひ、ジェインオースティン作品を読むうえで、参考にしてみてください。

ではまた〜。