どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワードは?
・この時代のポイントは?
きょうは、この問いに答えていきます。
答えは、つぎのとおり。
・社会民主党
・ヴィルヘルム2世
・ベルンシュタイン
この記事では、つぎの本を参考にしました。
以下、ドイツの海外政策と国内のようすをみていきましょう
目次
帝国主義時代のドイツ① ─ 世界政策

当初ドイツは、第一次産業革命から少し出遅れていました。
しかし、石油と電力を中心とする第二次産業革命では大いに躍進し、アメリカにつぐ世界第2位の工業国へと発展します。
そのなかで君主となったのがヴィルヘルム2世でした。
彼はドイツを強国におしあげた宰相ビスマルクを引退させ「世界政策」とよばれる帝国主義政策を展開します。
政策の柱は、
・大海軍の設置
の2つでした。
しかしじっさいは、彼の思惑どおりにはすすみません。
バグダード鉄道の建設はインド洋での海洋貿易をおさえるイギリスにとって脅威でした。またドイツの海軍強化も海軍力で世界をリードするイギリスには、ゆゆしき事態でした。そのためイギリスはドイツを警戒するようになり、外交面でじょしょに距離をおくようになります。
いっぽう、それまで良好な関係をむすんできたロシアにたいしてもドイツは再保証条約更新を拒否し、つながりの糸を断ち切ります。
こうしてヴィルヘルムはイギリスやロシアと距離を開けることで、ヨーロッパ諸国から孤立していきます。
それはビスマルク外交の終焉であり、彼がいちばんに恐れていたフランスとの衝突をひきおこす原因となりました。
帝国主義時代のドイツ② ─ 社会民主党の台頭

国内では、労働者勢力の拡大から社会主義者鎮圧法が廃止されます。
それにともない労働者層を支持にもつ社会民主党が躍進します。
かれらもまた、イギリスやフランスの労働党と同じく、革命やクーデターではなく法の範囲内で政権獲得をねらいます。
そのために議会主義による改革を主張し、政治家ベルンシュタインが提唱した「修正主義」をおしすすめていきます。
おわりに
帝国主義時代のドイツをみてきました。
まとめると、こんなかんじです。
・社会民主党
・ヴィルヘルム2世
・ベルンシュタイン
この記事が、帝国主義時代のドイツを理解するさいのヒントになれば、うれしいです。
では、また。
 
                






