黄河文明&長江文明 ─ 特徴・違い・場所・文字【中国文明をわかりやすく解説】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・黄河文明&長江文明について知りたい
・大事なキーワードは?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・仰韶文化
・彩文土器
・竜山文化
・黒陶
・河姆渡遺跡
ポイント
・仰韶文化では彩文土器が、竜山文化では黒陶が用いられた

この記事では、つぎの本を参考にしました。

中国では、2つの文明がおこりました。

  • 黄河文明
  • 長江文明

です。

以下、それぞれの特徴をみていきましょう。

中国文明のおこり① ─ 黄河文明

彩文土器

黄河文明では、黄土と黄河の水を利用して、豚・犬・羊・牛などを家畜として育てていました。

黄河文明には、ふたつの文化があったことが確認されています。

・仰韶文化
・竜山文化

です。

仰韶文化は、B.C.5000年〜B.C.3000年ごろにかけて、黄河中流域でおこりました。

アワやキビを栽培し、遺跡からは、柄のついた彩文土器が出土しています。

竜山文化は、B.C.3000年〜B.C.2000年にかけて、黄河下流域でおこりました。

遺跡からは黒色磨研土器である黒陶が出土しています。また、三足土器や灰陶などもみつかっています。

さらに竜山文化では、すでに骨占いで政治をとりしきっていた痕跡もみられています。

新石器文化を象徴する土器が、表面が黒光りして素地が卵の殻のように薄い黒陶であり、1930年に山東省の竜山鎮で発見されたことにちなんで、竜山文化という。(p.87)

─ 『詳説 世界史研究』

中国文明のおこり② ─ 長江文明

河姆渡遺跡

黄河文明が家畜や採集が中心なら、長江文明は稲作が中心の文明でした。

B.C.5000年ごろから文明がおこったとされ、河姆渡遺跡(浙江省)からは、さまざまな出土品がみつかっています。

おわりに

黄河文明&長江文明についてみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・仰韶文化
・彩文土器
・竜山文化
・黒陶
・河姆渡遺跡
ポイント
・仰韶文化では彩文土器が、竜山文化では黒陶が用いられた

この記事が、黄河文明&長江文明を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。