どうも、リキゾーです。
これまで、予備校講師 → ウェブディレクター → ライターと、いろんな職業にたずさわってきました。
働き方についても、契約社員 → 正社員 → フリーランスと、ひと通り経験してきました。
仕事がら、時間が管理がたいせつなので、生産性を意識してきました。
きょうは、これまで読んできた本のなかで、生産性について参考になった書籍を紹介します。
目次
生産性にかんする良書3冊
具体的には、つぎの3冊です
- ちきりん『自分の時間を取り戻そう』
- アトキンソン『新・生産性立国論』
- J.ナップ&J.ゼラツキー『時間術大全』
以下、カンタンにふれていきます。
① ちきりん『自分の時間を取り戻そう』
こちらは人気ブロガー・ちきりんさんの本。
ウワサでは「元マッキンゼー」に勤めていた方らしいんですが、その経歴から(?)、「生産性」についてわかりやすくのべています。
生産性というと、人間を機械のように扱うイメージがありますが、そうじゃない。
考え方として、「成果物 / 作業量」の比率・割合をさしてるだけ。
たとえば、「成果物=10 / 作業量=2」なら「生産性=5」。
そして、この値が高いほど豊かになる。
うえの例とくらべ、「成果物=20 / 作業量=10」なら「生産性=2」となり、そのぶん貧しいとなる。
なので「生産性」とは、機械のような単純作業だけでなく、育児や仕事など、クリエイティブな働きにもあてはまる。
とくに日本社会では、家庭でも組織でも「生産性」の考え方が弱く、「成果物 / 作業量」の比率を意識するだけで、ゆとりがもてて、生きるのがラクになると提案する。
語り口も軽やかで、生産性の本質をサラッと理解できる。
会社員・フリーランサー・主婦・企業家など、さまざまな立場の人を想定して、議論を展開しています。
どんな人が読んでも、かなり参考になる。
「生産性」を知るうえで、さいしょにチェックしたい1冊。
② アトキンソン『新・生産性立国論』
ちきりんさんの本でも、日本の生産性の低さに触れられているが、こちらはさらにつっこんだはなしをしている。
海外の研究所をデータを示しつつ、1995年以降、国際的にみて、いかに日本の生産性レベルが下がっているかを指摘する。
そのうえで3つの改革ポイントをあげ、これから日本にせまる「人口減少」の対処法を提案します。
ややマクロな議論で、労働者や経営者にむけたメッセージが多いが、これから働く人には知っておくべき事実やアイデアがたくさん書かれている。
とくにに外国人労働者の受け入れ」と「女性の活躍」をてんびんにかけた議論がおもしろい。
個人的には、もちろん後者で、とにかく女性の地位を高めることが、なによりの課題と感じた。
大まか視点で生産性を考えたい人には、おすすめの1冊。
J.ナップ&J.ゼラツキー『時間術大全』
こちらは、アトキンソンさんの本とはうってかわって、ひとりひとりの行動・習慣にフォーカスした本。
あなた個人が、日々の暮らしのなかで、生産性を高めるられるか──その具体的なノウハウを=提案している。
やたら多いなと感じるが、大まかに4つのステージに分けられて、読者それぞれにあった戦術をとるようすすめている。
個人的には、スマホ中毒に陥らずに、効率的にデバイスをつかいこなす戦術がお気に入り。
仕事の生産性もあがり、時間的なゆとりもできた。
より実践的に「生産性」を考える人にはおすすめの1冊。
まとめ
生産性にかんする本を紹介してきました。
さいきん生産性が問題になっていて、いろんな本が出されています。
なかには「?」となる内容のものありますが、ここにあげた本は、どれも良質です。
ぜひチェックしてみてください。
ではまたー。