どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?
きょうは、この問いに答えていきます。
答えは、つぎのとおり。
・アメリカ=メキシコ戦争
・西漸運動
・ネイティブ=アメリカン(先住民)
・モンロー
・ジャクソン
この記事では、つぎの本を参考にしました。
独立戦争後、アメリカは内政が整備され、外交方針もかたまっていきます。
また、西方に向けて領土を拡大し、現在のアメリカにつながるかたちで発展していきます。
以下、そのプロセスをみていきましょう。
目次
アメリカ合衆国の発展① ─ 内政基盤の強化

独立戦争から約30年後にジェファソン大統領がミシシッピ川以西のルイジアナを獲得します。
これにより北アメリカ大陸の約 1/3 ほどを領土におさめます。
米英戦争
そのさらに3年後、ふたたびイギリスと戦争がおこります。これをアメリカ=イギリス戦争(米英戦争)とよびます。
原因は、大陸封鎖令に対抗していたイギリスが、報復措置として同じく海上封鎖をおこない、海洋での交易を妨害したことです。
アメリカ独立戦争にくらべ、争いそのものは小規模なものでしたが、勝利を果たしたことで、アメリカ本国で綿工業が発達します。
これによりアメリカはヨーロッパから経済的自立を成し遂げることができました。
この成果から学者さんのなかでは、米英戦争を「第二次独立戦争」と位置づける方もいます。
モンロー教書
いっぽう海外との関係にかんしてはモンロー大統領がモンロー教書を発布し、孤立主義外交を展開します。
以降のアメリカは、なるべくヨーロッパ大陸の情勢とは距離をおき、内政をととのえ、国力向上にはげんでいきます。
ジャクソンニアン=デモクラシー
その後、西部出身では初となるジャクソンが大統領に就任します。
彼は「ジャクソンニアン=デモクラシー」とよばれる自由主義政策を展開し、白人男性普通選挙を認める州が増加します。
それにより、アメリカ各地の農民や都市下層民の社会的な地位が向上します。
また彼の時代に、政党政治の基盤が形づくられます。イギリスと同じように、二大政党が誕生しました。民主党と共和党です。
両政党の特徴は、つぎのとおりです。
・ジャクソン支持派
・支持層は西部&南部の農民が中心
共和党(※ この時点ではホイッグ党)
・反ジャクソン支持派
・支持層は北部の商工業者
みてわかるとおり、のちの南北戦争につながる対立軸が、ぼんやりできあがっていきます。
アメリカ合衆国の発展② ─ 西漸運動

内政も整い、外交方針も決まったうえで、アメリカは西に向けて領土を拡大していきます。
その経緯はつぎのとおりです。
↓
テキサスを併合
↓
オレゴンを占有(イギリスと共同)
↓
カルフォルニアの獲得(メキシコから)
↓
アラスカの獲得(ロシアから)
カルフォルニアはアメリカ=メキシコ戦争に勝利し、メキシコから割譲をうけました。
その後、カルフォルニアでは金鉱が発見され、いわゆる「ゴールドラッシュ」がおこります。
マニフェスト=ディスティニー
このように西部開拓をおこなう西漸運動が展開され、フロンティア(辺境)がじょじょに西へ西へと移っていきました。
その過程で、自主独立の精神をフロンティア=スピリットが形成されます。
また、文明化は天命を生むとする「明白な天命(マニフェスト=ディスティニー)」という思想も形づくられていきます。
これらの考えのもと、領土拡大にともない大陸一帯にアメリカ的な価値観が普及していきます。
ネイティブ=アメリカン
西部開拓がすすむなかで、先住民(ネイティブ=アメリカン)は厳しい立場に追いこまれます。
ジャクソン大統領の時代には強制移住法が制定され、かれら先住民はミシシッピー異性の保留地へ追放されます。
さらにその約50年後には、先住民支配の完了が一方的に述べられ、フロンティアの消滅が宣言されることになります。
おわりに
アメリカ合衆国の発展をみてきました。
まとめると、こんなかんじです。
・アメリカ=メキシコ戦争
・西漸運動
・ネイティブ=アメリカン(先住民)
・モンロー
・ジャクソン
この記事が、アメリカ合衆国の発展を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。
では、また。




