古代アメリカ文明 ─ 共通点・鉄器・特徴【世界史】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・古代アメリカ文明について知りたい
・大事なキーワードは?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・トウモロコシ/ジャガイモ
・マヤ文明
・アステカ王国
・インカ帝国
ポイント
・古代アメリカ文明ではトウモロコシとジャガイモが主食で、馬術や鉄製技術は生まれなかった

この記事では、つぎの本を参考にしました。

古代アメリカ文明① ─ 特徴

古代アメリカにおけるトウモロコシ像

アメリカ大陸では、B.C.2000年ごろから、農耕をベースとした都市文明がつくられます。

担い手となった民族は、モンゴロイド系とよばれたりします。

かれらの主食は、

・トウモロコシ
・ジャガイモ
・小型家畜(牛&馬&ラクダなど)

でした。

鉄の文化はなく、おもに金・銀・青銅器が使われていました。

また、文明の利器とされる車輪&棃&ろくろなども発明されていませんでした。

古代アメリカ文明② ─ メソアメリカ文明

マヤ文明遺跡

メソアメリカ文明について、みていきまきょう。

大まかな流れは、つぎのとおりです。

・オルメカ文明

・テオティワカン文明

・マヤ文明

・アステカ王国

オルメカ文明は、B.C.1200年〜B.C.300年ごろにさかえた文明で、メキシコ沿岸の一帯をおさめていた、とされています。

テオティワカン文明は、B.C.100年〜A.D.600年ごろにさかえた文明で、メキシコ高原一帯を支配していた、とされます。

巨大ピラミッドなどの建造物も見つかっています。

マヤ文明は、B.C.1000年〜A.D.1600年ごろまでつづいた文明で、ユカタン半島一帯をおさめていました。

300年〜800年のあいだに最盛期をむかえた、とされています。この時期に、

・ピラミッド
・マヤ文字
・天文学
・十二進法

など、高度な文化がつくられました。

アステカ王国は、1300年ごろ〜1521年におこった文明で、アステカ人がメキシコ高原にきずいた国でした。

都はテノチティトランにおかれ、

・ピラミッド
・絵文字
・太陽暦

なども、つくられていました。

現在のところアステカ王国は、軍事を中心とした神権国家とされています。

古代アメリカ文明③ ─ アンデス文明

インカ帝国遺跡 マチュピチュ

アンデス文明について、みていきましょう。

大まかな流れは、つぎのとおりです。

・チャビン文化

・インカ帝国

チャビン文化は、B.C.1000年〜B.C.100年ごろにさかえた文明とされ、かれらの文化は、ペルー北部に広がっていました。

インカ帝国は、1450年ごろ〜1533年におこった文明で、ケチュア人によってたてられました。

都はクスコにおかれ、高度な石像技術をもっていた、とされます。

太陽の化身(インカ)とされる王が頂点にたち、強い王権をきずいていました。

農業については、灌漑もおこわなれ、高い生産性をたもっていました。

また領土内には、道路網&駅伝制がしかれ、人びとは活発に移動していた、とされます。

ただし、文字は作られなかったようで、キープとよばれる結縄をつかって、情報伝達がなされていました。

おわりに

古代アメリカ文明をみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・トウモロコシ/ジャガイモ
・マヤ文明
・アステカ王国
・インカ帝国
ポイント
・古代アメリカ文明ではトウモロコシとジャガイモが主食で、馬術や鉄製技術は生まれなかった

この記事が、古代アメリカ文明を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。