どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?
きょうは、この問いに答えていきます。
答えは、つぎのとおり。
・銅活字
・訓民正音
・豊臣秀吉
・李舜臣
この記事では、つぎの本を参考にしました。
目次
朝鮮の歴史① ─ 建国

それまで朝鮮半島は、高麗がおさめていました。
そんななか中国では、元朝に代わって明朝が誕生します。かれらは元朝を牛耳っていたモンゴル系の人びとを北方へと追いはらいます。
それにともない、高麗のなかで、
・反元派
の2グループが対立します。
争いは激しくなり、そこから高麗の武将である李成桂がクーデターを決行します。
すでに倭寇討伐で功績のあった彼は、まわりからの支持をあつめ、独立と建国に成功します。
その王朝こそが朝鮮王朝で、都は漢城(現ソウル)におきました。
朝鮮の歴史② ─ 制度&文化

統治制度については、明から冊封をうけていたこともあり、朱子学を国家公認の学問としたうえで、科挙を整備します。
文武の官僚である両班(やんはん)が、統治の中核をにないました。
ただし、王朝の中期になると、両班のなかで派閥争いがはげしくなり、政治はだんだんと乱れていきます。
いっぽう文化については、世宗(せいそう)が、世界初の銅活字印刷をおこなっています。さらに、いまのハングルにつながる訓民正音も制定しています。
朝鮮の歴史③ ─ 外交

外交については豊臣秀吉の侵略をうけたのが、なによりも大きなできごとでした。
秀吉の侵攻は計2回おこなわれましたが、総称して「壬辰・丁酉倭乱」とよばれます。
そのさい李舜臣の亀船(亀甲船)が活躍しました。さらに、民間の義兵による抵抗や明朝からの援軍もあって、2回とも秀吉の遠征軍をしりぞけています。
しかし侵攻後は朝鮮国内の秩序は乱れ、陶工などの技術者が連行されたこともあり、経済面で大きな打撃をうけます。
その後、日本が江戸時代に入ると関係は改善され、朝鮮通信使が徳川将軍が代わるたびに派遣され、国交がむすばれます。
両者のあいだには、対馬の宗氏が入り、良好な関係をきずいていきました。
いっぽう中国の清朝にたいしては、ホンタイジ時代に服属の意を示し、清国になってからも朝貢関係をむすびました。
ただし朝鮮国内では、満州人である清朝への反発から、朝鮮こそが中国文化の正しい後継者であるとする「小中華意識」が、じょじょに高まっていきました。
そのために国内では、儒教がひろまり、さまざまな儀礼が強化されるようになりました。
おわりに
朝鮮の歴史をみてきました。
まとめると、こんなかんじです。
・銅活字
・訓民正音
・豊臣秀吉
・李舜臣
この記事が、朝鮮の歴史を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。
では、また。



