どうも、りきぞうです。
これまで MacBook Air 用のモバイルバッテリーを、いろいろ試してきました。
・選ぶときのポイントは?
・充電容量別に最適なモバイルバッテリーを教えてほしい
きょうは、こんな問いに答えていきます。
結論は、こんなかんじ。
・10000mAHクラスなら『CIO SMARTCOBYPRO-30W』
・20000mAHクラスなら『CIO SMARTCOBY 20000』
・充電器一体型なら『Anker PowerCoreⅢ Fusion 5000』
以下、目次に沿って、みていきます。
目次
MacBook Air モバイルバッテリーを選ぶコツ
製品をあげるまえに、モバイルバッテリーを選ぶときのコツをみていきます。
基準が明確じゃないと、どれを選んでいいか分からなるので。
ポイントは、つぎの3つです。
- ワット数を調べる
- 自分に合った充電容量を考える
- 充電器一体型にするか検討する
それぞれ、みていきます。
ワット数を調べる
MacBook Air は、きほん「45W」に対応しています。
ですので、モバイルバッテリーを選ぶときには、45Wで出力するものが好ましいです。
ワット数が多いと、そのぶん給電する時間が短くなるので、充電を待つストレスがなくなります。
購入するときは、最大出力が45Wのものを選ぶようにしましょう。
自分に合った充電容量を考える
モバイルバッテリーといっても、さまざまな充電容量の製品が販売されています。
ざっくり分類すると、
・10000mAH
・20000mAH
の3タイプです。
数値が高いほど、そのぶん、モバイルバッテリーのなかに電力を貯めておくことができます。
それぞれ、どれくらい充電できるかといえば、こんなかんじ。
・10000mAH → MacBook Air を0.5回分
・20000mAH → MacBook Air を1回分
また、充電容量が多いほど、モバイルバッテリーの重量も重くなります。重さの目安は、つぎのとおり。
・10000mAH → 約250g〜300g
・20000mAH → 約400g
〝モバイル〟バッテリーなので、本体の重さは、とっても重要です。
正直、300gをこえてくると、ふだんから持ち歩くのがシンドくなります。
ですので、ある程度 MacBook Air を充電したいなら、
がおすすめです。
いっぽう、重量が軽くても、5000mAHでは20%〜30%ほどしか給電できません。緊急用として持ち運ぶには良いですが、ふだん使いとしてはおすすめしません。
反対に、20000mAHだと MacBook Air をフル充電できるものの、重さが300gをこえてくるのが、ふつうです。
なのでこちらは、ふだんから充電器で給電できない場所で、ガシガシPC作業する人に適したタイプといえます。
わたし自身は、充電容量と機器の重さのバランスからみて、10000mAHタイプのモバイルバッテリーを使用しています。
自分の環境に合わせて、モバイルバッテリーを選ぶようにしましょう。
「充電器一体型」にするか検討する
モバイルバッテリーになかには、充電器と一体になった製品もあります。
充電器とモバイルバッテリーが〝いっしょ〟になったことで、
・持ち運びしやすい
などのメリットがあります。
いっぽう、ふたつが合わさったことで、
・デバイスそれ自体が重くなる
といったデメリットがあります。
・充電器一体型を持つか?
は、その人の好みによるので、自分の環境に合わせたかたちで製品を選んでほしいと思います。
…
以上の選択基準をふまえて、
・20000mAH
・充電器一体型
の3タイプに分けて、おすすめのモバイルバッテリーをピックアップしていきます。
MacBook Air モバイルバッテリー ─ 10000mAH
10000mAHだと、だいたい MacBook Air を0.5回ぶん充電できます。
フル充電はできませんが、半分ちかく給電できれば、基本的な作業はこなせます。
とくに M1 MacBook Air は電池持ちが良いでの、50%も充電できれば、だいたい5時間くらいは動いてくれます。
持ち運びの負担を考えると、個人的には、10000mAHタイプがベストだと思っています。
おすすめは、
- SMARTCOBYPRO-30W
- Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W
- Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
の3つです。
それぞれ、みていきます。
SMARTCOBYPRO-30W
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 77mm × 56mm |
厚み | 26mm |
重さ | 186g |
接続方式 |
USB-C × 1 USB-A × 1 |
出力 | 最大30W |
特徴は、つぎのとおり。
・MacBook Air を2回〜3回充電できる
・軽量かつコンパクト
・残量をデジタルで表示
なによりの特徴は、強い給電パワーなのに、これだけの「軽さ」と「コンパクトさ」を実現したこと。
最大30Wで出力するのに、重さが186gしかありません。しかも、縦横サイズも77mm × 56mmで、厚みも26mm。
手のなかにすっぽりおさまるくらいの大きさで、ガジェットポーチに入れてもジャマになりません。
また、残量をデジタル表示してくれるので、機能面でも優れています。
10000mAHクラスのモバイルバッテリーでは、もっともおすすめしたい製品です。
Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 150mm × 69mm |
厚み | 15mm |
重さ | 212g |
接続方式 |
USB-C × 1 USB-A × 1 |
入力 | 5V = 3A |
出力 | 最大20W |
特徴は、つぎのとおり。
・最大20Wで出力する
いちばんの特徴は、その厚み。
わずか15mmしかないので、たいへん持ち運びしやすい。薄型なので、ガジェットポーチに入れてもジャマになりません。
たしかに SMARTCOBYPRO-30W には重さの面では劣っているものの、薄さにかんしては、こちらに軍配があがります。
自分のガジェットポーチと相談しながら、こちらの製品を検討してほしいなと思います。
詳しいレビューは、こちらです。
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 107mm × 52mm |
厚み | 27mm |
重さ | 194g |
接続方式 |
USB-C × 1 USB-A × 1 |
入力 | 5V = 3A |
出力 | 最大30W |
特徴は、つぎのとおり。
・MacBook Air を2回〜3回充電できる
・軽量かつコンパクト
いちばんの特徴は、最大出力数。
30Wまではいかないものの、25Wまで出してくれます。
たしかに、MacBook Air の充電性能を最大限いかすことはできませんが、25Wでも、ある程度すばやく給電してくれます。
価格も安定しており、バランスのとれたモバイルバッテリーです。
MacBook Air モバイルバッテリー ─ 20000mAH
20000mAHのモバイルバッテリーは、400gくらいの重さがふつうです。
400gというと、小型のスマホ2台ぶんなので、ふだん持ち歩くには、そこそこストレスがかかります。
いっぽう、20000mAHもあれば、MacBook Air をフル充電できるので、コンセントがない環境でも充電を気にせず、作業できます。
このあたりは、出先での自分の作業環境に合わせて、選択してほしいと思います。
20000mAHでおすすめのモバイルバッテリーは、つぎの2つです。
- CIO SMARTCOBY 20000mAH
- Anker PowerCoreⅢ 19200mAH
それぞれ、みていきます。
CIO SMARTCOBY 20000mAH
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 132mm × 68mm |
厚み | 24mm |
重さ | 370g |
接続方式 | USB-C & USB-A |
接続ポート |
USB-C ×1 USB-A ×2 |
出力 | 最大60W |
バッテリ容量 | 20000mAH |
特徴は、つぎのとおり。
・最大60Wで出力する
・残量が1%単位で分かる
いちばんの特徴は、20000mAHにもかかわらず、かぎりなく重さをおさえている点です。
ライバルの Anker PowerCoreⅢ 19200mAH が約422gなのを考えると、その差は歴然です。
ほかのメーカーとくらべても、トップクラスの軽さです。
しかも、最大60Wで出力するので、給電パワーの点でも、申し分ありません。
機能面でも、電力容量がデジタル表示され、1%単位で残量がわかります。
軽量性・パワー・機能性 ─ あらゆら点で、最高のモバイルバッテリーといえます。
Anker PowerCoreⅢ 19200mAH
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 169mm × 79mm |
厚み | 22mm |
重さ | 約422g |
接続方式 | USB-C & USB-A |
接続ポート |
USB-C ×1 USB-A ×2 |
出力 | 最大60W |
バッテリ容量 | 19200mAH |
特徴は、つぎのとおり。
・3台同時に給電できる
・見た目が上品
いちばんの特徴は、最大60Wで出力する点。1ポートのみの使用だと、60Wのパワーで出力してくれます。
また、USB-A ポートを1つ同時に使っても、USB-C から45Wの電力が出力されます。
そのため、ほかのデバイスを同時に給電しても、MacBook Air なら約90分で80%ほど充電されることになります。
くわえて、ポートも3つ付いているので、3台のデバイスを同時に給電できます。
たとえば、
・MacBook Air
・ワイヤレスイヤホン
を、いっしょに充電するなんてことも可能です。
充電器なのに、見た目が上品なのも、じみにうれしいポイントです。
詳しいレビューは、こちらです。
MacBook Air モバイルバッテリー ─ 充電器一体型
充電器一体型のメリットは、なんといっても、
です。
充電容量も給電パワーも、単体タイプにくらべて性能は落ちますが、手軽に持ち運びしたい人には、一体型が選ぶのがベターです。
おすすめは、
- SMARTCOBY Pro PLUG
- Anker PowerCoreⅢ Fusion 5000
- Anker PowerCore Fusion 10000
の3つです。
それぞれ、みていきます。
SMARTCOBY Pro PLUG
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 79mm × 79mm |
厚み | 26mm |
重さ | 265g |
接続方式 |
USB-C × 1 USB-A × 1 |
入力 | 5V = 3A |
出力 | 最大30W |
特徴は、つぎのとおり。
・シボ加工で傷つきにくい
こちらは CIO さんから初めて発売された充電器一体型のモバイルバッテリー。
じつは、2022年1月の段階では、まだ販売されておらず、3月になってようやく一般消費者に手にわたるかたちです。
しかもクラファンサイトの Makuake でしか手に入らず、Amazon などで販売されるかを未定です。
にもかかわらず、スペックと機能性だけをみればすばらしく、どうしても手に持っておきたい一品です。
外観デザインも洗練されているので、すこぶる所有欲を満たしてくれるモバイルバッテリーになっています。
販売状況を定期的にチェックして、うまくゲットしてほしいなぁと思いま
Anker PowerCoreⅢ Fusion 5000
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 78mm × 71.5mm |
厚み | 30mm |
重さ | 176g |
接続方式 |
USB-C × 1 USB-A × 1 |
入力 | 5V = 3A |
出力 | 最大18W |
特徴は、つぎのとおり。
・最大18Wで出力する
そもそも、充電器一体型のモバイルバッテリーを世の中に浸透させたのが、こちらの製品でした。
その意味で〝レジェンド的な製品〟といえます。
何回かアップデートをくりかえし、2021年に最新版が発売されました。
容量5000mAHなので MacBook Air を30%ほどしか充電できません。けれど、最低限のワット数で給電してくれます。
とりあえず持っておけば、損はしないモバイルバッテリーといえます。
Anker PowerCore Fusion 10000
基本スペックは、こんなかんじ。
縦横サイズ | 82mm × 82mm |
厚み | 35mm |
重さ | 278g |
接続方式 |
USB-C × 1 USB-A × 1 |
入力 | 5V = 3A |
出力 | 最大20W |
特徴は、つぎのとおり。
・最大20Wで出力する
こちらは、先ほどあげた Anker PowerCoreⅢ Fusion 5000 の10000mAHタイプのモノです。
容量を倍にすることで、スマホだけでなく、ノートPCも充電できるよう作れられました。
給電パワーや機能面は〝御の字〟なんですが、いかんせん重さが気になります。
278g もあり、充電器一体型のモバイルバッテリーにしても、けっこうずっしりきます。
持ち運ぶ機会が多い人は、とりあえずは Anker PowerCoreⅢ Fusion 5000 を手にするのが良いじゃないかなぁと思います。
おわりに
MacBook Air におすすめのモバイルバッテリーをみてきました。
まとめると、こんなかんじ。
・10000mAHクラスなら『CIO SMARTCOBYPRO-30W』
・20000mAHクラスなら『CIO SMARTCOBY 20000』
・充電器一体型なら『Anker PowerCoreⅢ Fusion 5000』
この記事が MacBook Air のモバイルバッテリーを探している人の参考になれば、うれしいです。
では、また。