どうも、りきぞうです。
これまで[予備校講師 → ウェブディレクター → ライター]と、いろんな職業にたずさわってきました。
働き方についても、[契約社員 → 正社員 → フリーランス]と、ひと通り経験してきました。
職種/働き方が多様化するなか、いまの仕事に満足して働いている人がいます。
いっぽうで、いまの会社・職業に不満で、転職を考えている人もいます。
そのうえで、
・「辞めよう」と思っても、踏ん切りがつかない
・じっさい、なにを基準に、辞めればいいの?
といった、悩み・疑問をいだいている人も多いかなぁ、と思います。
きょうは、この疑問・悩みに答えていきます。
結論を先に言えば、つぎのとおり。
りきぞう
・わたしの経験から、「ある程度のスキルを磨いたとき」「仲間を信頼できないとき」「業界に伸びしろを感じられないとき」の基準から決めると、わりとうまくいく
・そのうえで「辞めよう」と思うなら、しっかり決断する
※ すべてわたしの実体験です。
わたしもさまざま仕事を経験してきましたが、やっている仕事を辞めるときは、ほんとに悩みました。
「辞める? or 辞めない?」 ─ モンモンと悩んでいました。
大前提として、「仕事を辞めるかどうか」3ヶ月くらいは、真剣に悩むべきです。
じゃないと、一時の感情・気分で、だいじなキャリアが、台無しになるからです。
そのうえで、わたしなりの「仕事を辞める基準」について、話していきます。
3つの基準をみて、自分も辞めて、転職活動に乗り出すか、考えてみてください。
以下、目次にそって、くわしくみていきます。
判断基準① ─ ある程度のスキルを磨いたとき

どんな職種でも、求められるスキルがあります。
はじめは知らないことばかりで、ひとつひとつマスターするたびに、よろこびを感じます。
わたしのケースですと、
・ライター → クライアントに通しやすい文章構成スキル
だったりします。
職業ごとに、身につける技能があり、習得すれば報酬もふえて、うれしくなります。
しかし、それなりに経験を積んでいくと、スキルの全体像がみえてきます。
「どこまでマスターしたら、どれくらいの報酬をもらえるのか」
こんなことがわかってきます。
ゴールがみえてくると、仕事へのモチベーションが一気に下がってきます。
すこしの退屈ならガマンできます。
けれど、この状態がつづくと、お客さん・発注者・同僚に、〝ダラけた印象〟をあたえます。
まわりに、わるい影響をあたえます。
なので、ある程度スキルを磨き、スキルの全体像がみえたら、
と、考えたほうがいいです。
退屈なうえに、成長もできず、まわりに悪影響をあたえます。
スキルは 100% マスターしなくていい
ちなみに、スキルを 100% 習得する必要は、ありません。
なんでもそうですが、80% くらいまではスイスイいけますが、そこから先は、かなりの労力をつかいます。
いまの時代は、ひとつのものごとをカンペキにこなすよりも、80%くらいのスキルを、2つ・3つとかけ合わせたほうが、市場価値が高まります。
このあたりは、教育研究者の「藤原和博」さんが、くわしく述べています。
たとえば、[お笑い芸 × プログラミング × マーケット分析]みたいなかんじです。
スキルについては、100% を目指すよりも、80%くらいマスターしたら、職を変えて、そこで別のスキルを磨く ─ そのほうが、市場価値もつきやすいです。
この理由からも、スキルの全体が見通せたら、辞めることを考えたほうがベターです。
80% くらいマスターして、モチベーションが下がっているなら、転職をおすすめします。
これが、いまの仕事を辞める基準の1つです。
判断基準② ─ 仲間を信頼できないとき

2つ目は、仲間を信頼できないときです。
仲間とは、上司・同僚・部下のことです。
仕事仲間に信頼を抱けないなら、さっさと辞めるべきです。
サラリーマンの人は、〝無条件に〟会社に勤める人が、多いです。
けれど、仲間を信用できない職場なんて、問題外です。
わたしも、会社に勤めていたので、わかります。
・尊敬できない上司
のもとで働いていても、なにもいいことはありません。
ドラマなんかでは「はじめは信頼できない人だったけど、じつはいい人だった」みたいな展開がありますよね。
大ウソです。
経験上、信頼できないヤツは、信頼できないままです。
このあたりは、あなたの直観のほうが、正しいです。
【注意点】すこし怒られたくらいで、不信を抱かない
ただし、ひとつ注意したいのは、たんに「怒られた」からといって、相手を嫌いになったり、不信を抱かないことです。
怒られること自体、悪いことではありません。
むしろ、のちのちの成長につながり、先輩や上司と信頼をつくるキッカケにもなります。
上司 or 先輩も鬼ではなく、キホン、会社の利益のため、あなたのためを思って、指導し、怒っています。
そういえば、マンガ『働きマン』でも、「怒るほうだって、部下をためを思い、エネルギーをつかっているんだ」と、述べていましたね。
怒られたときのコツは、ビビらずに反論することです。
「なんでダメなのか」「どんなふうにマズいのか」など、はっきり伝えることです。
優秀な上司や先輩なら、真剣に答えてくれます。
反対に、「まともな答え」が返ってこないなら、信頼できないと判断して、じょじょに離れていきましょう。
おそらくその人は、〝仕方なく〟仕事をしています。
…
上司・同僚など、仲間を信頼できないとき ─ これが辞める基準の2つ目です。
判断基準③ ─ 業界に「伸びしろ」を感じられないとき

働いている産業に「伸びしろ」(=成長期待)がないと思えば、さっさと辞めましょう。
仕事仲間に恵まれていたり、得意なスキルをもっていたとしても、いずれ船全体が沈むとなれば、どうしようもありません。
いまはよくても、あとあと苦しくなります。
わたしの場合は、予備校講師のときに、この問題を感じました。
知ってるとおり、いまは少子化ですので、予備校業界はこれから「先細り」です。
教育産業はなくなることはありませんが、衰退するのは、確実です。
なので、
・生徒に教えるコツ( ≒ コミュニケーションスキル)
をある程度マスターしたら、その業界をはなれることにしました。
文章も好きで、教えるの楽しかったんですが、業種全体を考えると、長く留まっているべきじゃないと判断しました。
同じように、働いている業界・産業に〝伸びしろ〟を感じられないなら、転職を考えましょう。
経済誌などをみたら、さかんに「盛り上がる産業/衰退する業界」みたいな特集を組んでいます。
ふだんから「経済ニュース」をチェックしつつ、成長する業界に目をつけながら、仕事を変えるのが、コツです。
ちなみにいまなら、AIなど、技術で自動化できる職種&業界は、衰退していく可能性が高いです。
「キカイじゃできない仕事って、なに?」 ─ こんな視点から、仕事を選らんでみるのも、おすすめです。
まとめ
まとめると、
りきぞう
・わたしの経験から、「ある程度のスキルを磨いたとき」「仲間を信頼できないとき」「業界に伸びしろを感じられないとき」の基準から決めると、わりとうまくいく
・そのうえで「辞めよう」と思うなら、しっかり決断する
といったかんじ。
いまの仕事を辞めるときは、だれでも勇気がいります。
わたしも上司に「辞める」と伝えるときにはドキドキしました。
そのときに「辞めるときの基準」を教えてくれたら、「励み・ヒントになるのに」と感じていました。
今回は、そのときの悩みをベースに記事を書きました。
同じように、「仕事を辞めたい」と、悩んでいる人のヒントになれば、うれしいです。
ではまた〜。