ASEAN の歴史 ─ 目的・きっかけ・加盟国・反共同盟・ASEAN10・日本【世界史】

どうも、りきぞうです。

大学のころから、世界史に親しんできました。

大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。

・ASEAN の歴史について知りたい
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?

きょうは、この問いに答えていきます。

答えは、つぎのとおり。

キーワード
・東南アジア諸国連合
・ASEAN10
ポイント
・反共同盟をきっかけに形成された ASEAN は、東南アジア経済が発展するベースとなった

この記事では、つぎの本を参考にしました。

ASEAN の歴史① ─ 形成

ASEAN 本部(ジャカルタ)

ASEAN の正式名は、東南アジア諸国連合です。

さいしょの参加国は、

・フィリピン
・インドネシア
・マレーシア
・シンガポール
・タイ

の5カ国です。

当初は、ベトナム戦争に対応した反共産主義同盟として形成されました。

ASEAN の歴史② ─ 展開

第31回 ASEAN(2017年)

ベトナム戦争が終結をむかえるころに、ASEAN は転換期をむかえます。

それまでの軍事同盟から各国の経済協力に力点をおき、東南アジアの中立化をめざすようになります。

その後、プラザ合意の影響からドルに対する円の価格が上がり、これにより ASEAN 参加国に日本の資本が流入していきます。

当初は5カ国のみ参加でしたが、経済のグローバル化にともない、加盟国がだんだんと増えていきます。

一覧をあげると、つぎのとおりです。

・ブルネイ(1984年〜)
・ベトナム(1995年〜)
・ミャンマー(1997年〜)
・ラオス(〃)
・カンボジア(1999年〜)

最後のカンボジアが加入したことで計10カ国となり、いまでは「ASEAN10」とよばれたりしています。

おわりに

ASEAN の歴史をみてきました。

まとめると、こんなかんじです。

キーワード
・東南アジア諸国連合
・ASEAN10
ポイント
・反共同盟をきっかけに形成された ASEAN は、東南アジア経済が発展するベースとなった

この記事が、ASEAN を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。

では、また。