どうも、りきぞうです。
大学のころから、世界史に親しんできました。
大学院時代は、本格的に人文書・歴史書にあたってきました。
・大事なキーワード&人物は?
・この時代のポイントは?
きょうは、この問いに答えていきます。
答えは、つぎのとおり。
・アフリカ統一機構
・アバルトヘイト政策
・アフリカ民族会議
・マンデラ
この記事では、つぎの本を参考にしました。
第二次大戦直後は、アフリカ諸国は欧米列強の植民地でした。
しかし1960年代をさかえに各国で独立の動きがあらわれます(アフリカの年)。
以下、
- 1950年代
- 1960年代
- 1970年代
の順で、アフリカ諸国のようすをみていきましょう。
目次
アフリカ諸国の独立① ─ 1950年代

1950年代は、北部を中心に独立運動がもりあがっていきます。
背景には、
・ナセルによるアラブ民族主義
の影響がありました。
具体的には、
・チュニジア(フランスから)
・モロッコ(〃)
・アルジェリア(〃)
・スーダン(イギリスから)
・ガーナ(〃)
です。
リビアでは軍事クーデターにより独立を果たし、カダフィ政権が誕生します。
フランスからはチュニジア&モロッコ&アルジェリアが独立します。
なかでもアルジェリアの動きは活発で、早くから民族解放戦線が独立運動を展開します。
このあおりをうけてフランスでは第四共和政が崩壊します。さいごは、かわりに政権を獲得したド=ゴールがアルジェリアとエヴィアン協定をむすび、独立を承認しました。
いっぽうイギリスからはスーダンとガーナが独立を果たします。
とくにエンクルマの活躍は目ざましく、彼の指導により、ガーナは黒人では初の共和国となります。
独立後もパン=アフリカ主義と社会主義をおしすすめ、アフリカ諸国の独立を導いていきました。
アフリカ諸国の独立② ─ 1960年代

1960年代は、アフリカ西部や内陸部を中心に独立運動が展開されます。
その結果、17カ国が独立を果たし、1960年は「アフリカの年」とよばれました。
さらにアジスアベバでアフリカ諸国をあつめた会議が開催され、アフリカ統一機構が結成されます。
のちにこの機関は、
・アフリカの連帯
・植民地の撤廃
をかかげ、アフリカ連合へと発展していきます。
いっぽうで1960年代にはコンゴ動乱がおこっています。
これは、
です。
動乱の結果、指導者のルムンバは処刑され、アメリカの支援をうけたモブツが大統領に就任します。
アフリカ諸国の独立③ ─ 1970年代

1970年代は、アフリカ南部を中心に独立運動が展開されました。
具体的には、
・アンゴラ
・ジンバブエ
が独立を果たします。
ジンバブエでは、ローデシアによる白人政府をうちたおし、アフリカ人の政権をうちたてます。
また、イギリスが植民地としてきた南アフリカは、英連邦から離脱し、南アフリカ共和国として独立します。
歴代の政権はアフリカ民族会議を結成し、人種差別反対闘争をくりかえします。
いっぽう国内ではアフリカ人を徹底的に弾圧するアパルトヘイト政策が横行していました。しかしこの政策も、デクラーク政権の時代に正式に撤廃されることになります。
アフリカ諸国の独立④ ─ 社会問題

さいごに、いま現在のアフリカ問題をあげていきます。
まとめると、つぎのとおりです。
・国境線をめぐる民族紛争&部族対立
・人口の増加にともなう食糧難
・経済開発を口実とした軍事独裁政権
どれもむずかしく、たんに先進国が支援金をあたえれば、すんなり解決できる問題ではありません。
おわりに
アフリカ諸国の独立をみてきました。
まとめると、こんなかんじです。
・アフリカ統一機構
・アバルトヘイト政策
・アフリカ民族会議
・マンデラ
この記事が、アフリカ諸国の独立を理解するさいのヒントになれば、うれしいです。
では、また。




